
「リベリオン/反逆者」
原題/EQUILIBRIUM
監督/カート・ウィマー
出演/クリスチャン・ペール、エミリー・ワトソン、ウィリアム・フィッチナー他。
2002年の映画をなんで今更、と思われる方もいるかと思いますが、6月24日から公開の
「ウルトラヴァイオレット」
がね、この映画の監督さんで、主演がミラ・ジョヴォビッチなうえに、ガン=カタ復活!?僕的には大注目作品な訳で。おそらく、素晴らしい主役を得た事で「ウルトラヴァイオレット」こそが「リベリオン」でなし得なかった全てをやってくれてるのではないか、と推測。
それは。サム・ライミが「ダークマン」で出来なかった事を、豊富な資金と最新の技術を得て、「スパイダーマン」で結実させたように。
そんな訳で「ウルトラヴァイオレット」週間として(笑)、この「リベリオン」の紹介。
この映画のキモ、それは、ガン=カタ!!
銃と格闘技を混ぜたもの、そう考えればいいです。
超・至近距離での銃撃戦。
敵の攻撃が規則性のあるものならば、それを予測して、敵にダメージを最大限に与えられる最もいい場所に立ち、最小限の動きで最も効率よく敵を倒す。それは、膨大な銃撃戦のデータからはじきだした統計によるもので、その統計に基づいて作られた武術が、ガン=カタ。
ハッキリ言って荒唐無稽以外の何ものでもないんですが、映画的には物凄く見栄えがいいし観ていて興奮する。ガン・アクションの可能性を押し広げた、と言ってもいいでしょう。
カタ、というだけあり空手の型そのもので、流れるような美しい動きでバッタバッタと敵をなぎ倒して行く様はジョン・ウーの「狼」で終わってしまったと思われた舞踏のような銃撃戦を彷彿とさせ、それに新しい魅力を加えている。

ビシッ!!
闘うまえに、キメのポーズ。
それから大虐殺!!
ラストちかくのバトルで、予め全部弾が入ったマガジンを前方に投げておき、撃って撃って撃ちまくりながら進む。で、ちょーど弾が切れた頃には放り投げておいたマガジンの位置に辿り着いてるので、そこでかっこよく装填してかっこよくバンバン撃ちまくる。
ああ〜〜〜、気持ちイイッ!!!
これぞ銃のファンタジー。
彼の名前は、プレストン(クリスチャン・ペールね)。彼は「グラマトン・クラリック」という政府のエージェントで、危険分子を抹殺するガン=カタのスペシャリスト。
それまで彼は、なんの疑いも無く、命令に従い「違反者」たちを血祭りにあげていたが、「ある出来事」から政府に疑問を抱き始める・・・・・
その世界は、第三次世界大戦後の、ファシズム国家。
過去の戦争は人間の持つ「感情」が引き起こしたとして、人民に感情を抑制する薬、「プロジウム」の服用を義務づける。当然、感情を揺さぶるものは禁止され、絵画、音楽、文学や娯楽の全てが取り締まりの対象となる。プレストンは何の感情も抱かずに、プロジウムの服用を拒否した違反者を銃殺し、絵画を焼き捨てる。(劇中、モナリザの本物の絵を焼き捨てた)
ある日、洗面所に置いたプロジウムを落として割ってしまい、定刻の服用ができなくなったプレストン。とたんに、いままで抑えられていた「感情」が吹き出す。必死で感情を押さえつけていたが、その日出会った「違反者」に大きく心を揺さぶられ、その後もプロジウムの服用をしなくなる。
そして、彼の感情を解放したのは、「音楽」と「女」と、
「子犬」
だった(笑)。
その物語自体が「中学生感覚」というか、ヒジョーに子供っぽいので観ていて失笑する所もあるのですが、それをフォローしているのが「ガン=カタ」なのです。
ガン=カタの発想も、中学生受けしそうな子供っぽいものではあるけれども、(例えばジャッキーの酔拳とか、トニー・ジャーの殺人ムエタイとか)、やっぱり男ってダメね。どーしても、こういうモノが大好きなんです。
どんなに歳をとっても、怪獣見たら興奮するし、平成ガメラ観て、
「うおお〜〜〜、ガメラ男前!!」って思ったり、
どんなにオッサンになろうとも、キングコング観て
「あ、撃たないで。アンと一緒に逃がしてあげて〜〜〜!!」と号泣してしまったり。
こういうのって、女性には理解できないみたいだけど。
理解しろとは言わないけど、せめて、ほっといて欲しい(笑)。
「ほんっと、男っていつまでたっても・・・・・」そう、子供なんです。
優しい目で見てくださいね(爆)。
あ、あとね。
クラリックの使う銃のマズル・フラッシュが「X」の形になってて、銃の形状からしたらそんな形のマズルフラッシュはちょっと変じゃないか?と考えたら。その形はファシズム国家の紋章でもあって、もろ「ナチス」の紋章を象徴してたり。クラリックの服装も軍国主義の日本の軍服みたいだし、日本刀でのチャンバラもあり、で。ラストシーンのバトルのセットなんか東条英機が居てもおかしくないような部屋。そーいう細かいところでニヤッ、とさせてくれる。
最初は、「マトリックスのパクリなんじゃないのぉ〜〜〜???」
と思ってましたが蓋を開けるとメチャクチャ面白くて。
あーー、はやくっ。「ウルトラヴァイオレット」、
観てぇぇぇぇぇ。

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