今年に入ってから業務その他やたら多忙になり、週末に映画を見る余裕すらろくにない状態だったが、やっとひさびさにアラン・ドロンの出ている映画を見ることが出来ますた。
当時実際に同棲していたミレーユ・ダルクとの共演ということで話題になったらしい1974年作品、「愛人関係 Les Seins de glace」。たぶんこの邦題はそのような話題性から付けられたのだろうが、原題は「氷の胸元」とでも言うような意味で、ヒロインの内面性を象徴したのだろうと思われる。
ワシにとってはアラン・ドロンを見るのが目当てだというのに、始めの20分くらい浮ついたおっちゃんがミレーユ・ダルクにひと目惚れしてしつこく口説きまくったりするのを見せられるので、いささか待ちくたびれる気味が。このおっちゃん(クロード・ブラッスール)のいささかオーバーで軽薄な恋情とアラン・ドロンの真摯な愛とを対比させようという意図がありありと出ている構成だ。いささか謎めいた雰囲気には惹かれるものがあるが、アラン・ドロンを見るという意味ではいささか喰い足りない。それに、ミレーユ・ダルクはワシの趣味ではそんな何人もの男が取り合いするような「魔性の女」とも感じない(^烹^;もので、いささか違和感が。