またもアラン・ドロン映画のエントリ。
1973年作品で伊仏合作という「ビッグ・ガン Big Guns」。「殺し屋組織から足を洗おうとして家族を殺された男が復讐のため立ち上がる」というアラン・ドロン映画にありがちのシチュエーションによるものの元祖であると目され、似たようなストーリーの「最後の標的 Le choc」(1982)と「凶悪の街 Parole de Flic」(1986)が日本では勝手に「ビッグ・ガン」シリーズとしてひとくくりにされてしまった模様(^烹^;。
…ということだが、「元祖」と銘打つにはいささか喰い足りない内容。「凶悪の街」は未見だが、「最後の標的」のほうがナンボかよかったよなぁ…(^烹^;。
最近「チェイサー Mort d'un Pourri」(1978)とか「スコルピオ Scorpio」(1973)とか、アラン・ドロンのこの手の作品を見ていても感じたところだが、メルヴィル作品に慣れてしまったせいか、よほど鮮烈な特色がないとこのジャンルのアラン・ドロン映画は分が悪いように感ずる。アラン・ドロンのほかにも印象に残る人物が出てこないとねぇ。
「スコルピオ」にはバート・ランカスターが出ているが。ラストも以前に見た映画と同工異曲なのが引っかかる…ってそっちのほうが後の映画だからこの映画に対して言うのは酷と言えなくもないが。ただし、冒頭で流れる、オルネラ・ヴァノーニの歌「逢びき L'appuntamento」はアラン・ドロン映画の中でも「リスボン特急 Un Flic」テーマ曲「C'est Ainsi que les choses arrivent」に次ぐと言っていいぐらいの名曲だと思う(映画のフォローになってないってばよ(^烹^;)。