先週は日曜1日だけの休みだったためもあって映画を見る余裕もなかったが、今週はいちおう1本見ますた。
すでに見ている「危険なささやき Pour la peau d'un flic」につづくアラン・ドロン監督第2作、「鷹 Le Battant」(1983)。相手役としてアンヌ・パリローが起用されているところまで前作と一緒…ってんで、また同じような明るいタッチのモノかと思ったら、ずっと正調のフィルムノワールといったタイプのシリアスな作品で、とりあえずひと安心。
とはいうものの、筋立てとしてはややありがちなものに留まっており、いまひとつ喰い足りないものが残る。ドロン演じる主人公がどこに宝石を隠しているのかが重要なポイントの1つとなっているが、最後に明かされる真相があまりにあっけないのでガックリとくる。もっとも、そのあと表示される結びの字幕はチョット洒落ているが。
テーマ音楽がよく、それなりにカッコいい場面もないでもないが、メルヴィル作品を味わった後ではどうしても見劣りがしてしまい、後半アンヌ・パリローとのロマンスにかなり比重が置かれているなど、欲張りすぎてかえってポイントがぼやけているような気がしないでもない。gooで採点している基準に基づいて点を付けるなら、「危険なささやき」よりはやや上だと思うが、それでも75点どまりってところかなぁ?
ちなみに、例の「太陽がいっぱいPlein soleil」など、若いころのドロンが大変世話になっている、ルネ・クレマンに捧げられた映画とか。