これは先週見た映画だが、中小企業診断士試験などあって、感想を書く時間が取れなかった。
「アラン・ドロンデビュー20周年」と銘打たれていたらしい1976年作品、「ブーメランのように Comme un Boomerang」である。いままで見てきたなかでは「父親役」というのはチョットめずらしいかも。いちおう「ハーフ・ア・チャンス Une chance sur deux」でもそれっぽい役回りだが。
とは言え、「射殺したのが警官だったために不当な扱いを受ける」だの「過去の罪が現在にのしかかる」だの、同じアラン・ドロン=ジョゼ・ジョバンニによる名作「暗黒街のふたり Deux Hommes Dans La Ville」と道具立てがかなり類似している点に多少引っかかるものがないでもない。この面で「またかよ…」と思う向きもあるかもしれないので、多少評価は分かれるかもしれない。
しかし、これだけを見るかぎり、ストーリーの展開がありがちのものになっているという「暗黒街のふたり」同様の弱みがありつつも、なかなか惹きつけられる内容になっている。ドロン親子の逃亡が成功するのか、最後まで気を持たせる構成もなかなか。