例によってアラン・ドロン映画の感想だが、1本目のこちらはgoo映画ページに出ておらず、よって採点したりトラックバックしたりなどが出来ないというのもあって、ホントは先週見たものなのだが、感想のポストをサボってしまった(^烹^;。
前記のようにgoo映画ページのアラン・ドロン出演作リストには出てこないが、1982年作品でやや後に位置することとなる「最後の標的 Le choc」。共演者としてカトリーヌ・ドヌーヴもいるのに、ナンか不思議(^烹^;。設定が似ているせいで日本では以前のアラン・ドロン映画と一緒にくくられて、勝手に「ビッグガン・シリーズ」などと称されていたらしいが、単に「ショック」という原題に比していろいろと意味深な邦題は少しばかり興味深い。
アラン・ドロンは腕利きのスナイパーだが、その仕事から足を洗おうとして元の雇い主などから狙われる羽目になる。田舎の養鶏場のオーナーとして身を隠そうとして、そこの人妻ドヌーヴと出会い、恋をする。しかし、ドロンの命を狙う相手から執拗に付け狙われ、果てのない逃避行が始まる…という感じの内容。筋立てとしてはときどきアヤシイ?箇所も散見されるしチョットぬるいような気もするが、ミステリ的などんでん返しがあってなかなかうならせる。その場面がまた、人間の欲深い執念というか凄みを感じさせて、なかなか見応えあり。採点するなら、「ちょっとオマケして80点」ってところかな?
(追記:この映画の原作は、フランス・ロマンノワールの「若き狼」と称された、ジャン=パトリック・マンシェット後期の傑作といわれる1981年作品「眠りなき狙撃者 La position du tireur couché」(学研)である。原作が日本で刊行されるのが大幅に遅れたせいか、発売されたビデオのリード文・原作本の解説どちらを見ても双方について言及されていないし、それぞれの原題・邦題もそれぞれの事情でバラバラに別個のものがつけられているため、フィルムノワールとロマンノワールを共に楽しむ人間には注意を要する)