先日17インチの液晶モニタを買いますた(笑)。
ワシの場合、ウチにテレビなるものを置かない主義なので、映画を見るのはもっぱらパソコンの画面ということになる。マニアの方からみればまだまだショボイものかも知れんが、いちおういまの環境で映画を見る楽しみが増したという感が。
で、最初に見たのが、おあつらい向きというようなアクションもののこの映画。
アラン・ドロンがこの作品を最後に映画俳優から引退したという、「ハーフ・ア・チャンス Une chance sur deux」(1998)。その有終の美を飾るかのようなキャスティングがまず目を惹く。かの名作「ボルサリーノ Borsalino」(1970)以来のジャン=ポール・ベルモンドとの名コンビの復活に加え、両者どちらかの娘の役回りとしてはセルジュ・ゲーンスブールの流れを受け継いだといえる歌手、ヴァネッサ・パラディ…とワシには実にツボにはまった取り合わせ。
その期待はおおむね裏切られなかったと言える。ドロンとベルモンドの掛け合いがいかにもはまっていて、随所に「ボルサリーノ」のこだまが聞こえるかのよう。それぞれヒト癖ある役回りであるところもまた楽しめる。ただ、道具立てが派手な割に意外と込み入っていて筋の分かりにくいところがあるようにも思えるし、結末の付け方に幾分安直さの感じられる気がしないでもない。とは言うものの、さほど大きな欠点とも言えず、深く考えず理屈抜きで楽しむための作品であるといえよう。ビジュアル的にもかなりグッド。