2本目は、アラン・ドロンともしばしば組んでいる、元ギャングというノワール作家ジョゼ・ジョヴァンニ作品「冒険者たち Les Aventuriers」(1967)。まだ読んだことはないが、ハヤカワミステリにも数本収録されており、読んでみたいと思っている。
で、この作品なんだが、ナンか前半と後半とでチグハグな気がするんだけど、そう思うのってワシだけ? 救われない結末が取ってつけたようで浮いてるんですが(^烹^;?
ワシ的には、前半の「青春記」とでもいうような一種のさわやかな味わいで通したほうがよかったと思う。正体不明の犯罪集団?みたいなのはなくもがなというか出てくるのがいささか不自然と思ったのだが、原作者がギャング出身の暗黒小説家だけにこだわりがあったのだろうか?
(追記:ワシの感じた、この映画のチグハグぶりは監督であるロベール・アンリコの意向だったらしく、ジョゼ・ジョヴァンニ自身はかなり不満だったらしい。同じ原作に基づいて、「生き残った者の掟 La Loi du Survivant」をみずから監督して制作したのはそのためだったといわれる。以降ジョヴァンニが小説から映画へと活動の軸足が変わるきっかけになったようで、興味深いエピソードだろう)