先にエントリした「モロッコ慕情」を除き、見た映画はいずれもアラン・ドロン作品。これから6作品の感想をイッキにポストしていくつもり(^烹^;。
まず最初は、ジプシー出身であるがゆえにギャングに手を染めた…という男を主役に配した「ル・ジタン Le Gitan」(1975)。ポール・ムーリッスなる人物の演ずる暗黒街の大物とクロスする人生の交差点がストーリーの中心に配されている。
冒頭と結末のジプシー居住区での場面を見ると「本当の被害はジタンなのだ」というメッセージが暗示されているのだろうが、メインのストーリーを貫いている「闇の世界での闘争」や「男たちの友情」といったものの興を削ぐ内容になってしまったような気がする。愛人を失った暗黒街の大物である人物の心の傷や刑事のサラリーマン恨性?とでも言うべきものまで盛り込んでいろいろよくばりすぎてしまったせいか、もうひとつまとまりがつかなかったようにも思える。その点で以前に見た「仁義 Le Cercle Rouge」には及ばないが、同じようなタイプの作品として次に見るものとしてはそこそこいけるという印象。