本日も「
メルエキスポ」へ。シアターでのメインセッションに参加する傍ら、場内の展示ゾーンを見てまわるうち、宮原美佳さんと杉本達應さんの「チャートイット&ムービーカード」のワークショップに遭遇。
「
ムービーカード」については、以前にも何度かデモンストレーションなどを見させていただいたことがある。様々な映像を断片的に収録(モジュール化)したカード群を、卓上で並べ替えてストーリーを構成する、つまり機械を使わなくても手触り感覚で映像編集ができるというものだ。
カードの表面には、そこに収められた短い動画映像のスチール画像とバーコードが描かれており、それを見ながらみんなで独自のストーリーというかシークエンスに並び替え、カードリーダーで読み込めば、たちまちその場で即席の「作品」が完成・上映される。
通常「映像編集」というと独りでパソコンとにらめっこ……という世界だが、こちらはテーブル上でみんなでもってカードを囲みつつわいわい語り合いながら映像の編集ができる(情景的にはまるでかるたやトランプで遊んでいるみたいだ)というのが特長。実際、学校での映像教育や各種ワークショップにはうってつけのツールだ。
それと今回は初めて「チャートイット(Chart It!)」というツールも実見した。これは例えば今回のようなパネルディスカッションの会場で客席の参加者からアンケートをとった際、従来の紙でのやり方だと即座に意見集約もできず討論にもフィードバックできない。ならば参加者に所定のマークシート&記述式のカードを回し、記入してもらったうえで即座に回収→集計し、なおかつ直筆の質問やら意見をそのまま画面に投影しましょうというものだ。
例えば「質問や意見を言えなかったことがありますか?」という質問で左から順に
「よくある」「時々ある」「あまりない」「ない」「あとで言う」
といった選択肢、および自由記述欄を設けたカードを参加者に回し、回収のうえ集計すると、
という結果(つまり「意見は言えなかったけど終了後に言う人が多い)がたちどころに表れるほか、
こうした寝ぼけた参加者の無内容&悪筆な回答まで画面上にぱらぱらと表示される。
それはともかく質問や選択肢をその場でフレキシブルに決められるので、確かにこれは参加人数の多いフォーラムなどでも役に立ちそうだ。
ちなみにこの日は即席で「どのメディアをいちばん信頼できますか?」との設問で、
との選択肢でもって、その場にいた十数名に回答を求めたら、
こういう結果(右端が「なにも信用できない」)になりました。ぬはははは。
それにしても面白い。今日的なソフトウェアの技術を活用しながらも、なんというか大勢での血の通ったコミュニケーションを再活性化させてくれる、というのかな。

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