2017/3/27

「更新しました」  教育・学校・教師



「キース・アウト」

2017.03.27
英科学雑誌 日本の科学研究の失速を指摘




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2017/3/21

「平成28年度の終わりに」  教育・学校・教師

 平成28年度が終わります。
 先生方、お疲れさまでした。

 3月は別れの時です。
 現場にいたとき、3月の卒業式の日にいつも思ったことはさまざまな別れがあるということでした。
 辛い別れがあり哀しい別れがあり、さばさばした別れも清々した別れもあります。良き別れがあり悪しき別れもあり、どうでもいい別れだってあります。

 例えば、卒業や転任、その他の異動によって担任のクラスを離れなければならないとき、私の目に映るのは4種類の子どもたちです。
 私が担任であってよかった子、
 私が担任でない方がよかった子、
 誰が担任でもきっとうまくやれた子、
 誰が担任でもおそらくうまく行かなかった子。

 しかしそれはお互いにとって運命であり避けられないものでした。

 ありがたいことに彼らの人生はたった一人の教師によって左右されるものではありません。
「私が担任でない方がよかった子」も、同じ学校内によりその子を伸ばしてくれる、気の合う、尊敬できる教師をもっているのが普通でした。
 たまたま今年、そうしたよき師に出会えなくても、来年度あるいは次の学校で“師”と呼べる人に出会う可能性があります。
 学びの場が学校でだけではないということを考えると、求める心さえあればいつか誰かに出会えるはずです。それが人生の良いところです。
(願わくば、そうした子にとって私の悪影響が限りなく小さいものでありますよう)

「私が担任であってよかった子」たちは、さらに気の合う、良き師に巡り合えるよう心から祈ります。
「誰が担任でもきっとうまくやれた子」――生きることの天才児たち。今後も精一杯力を発揮してください。
「誰が担任で、もおそらく今回はうまく行かなかった子」――次のステージでの幸運を祈ります。まずキミが真剣に求めることが大切だよ。


【先生方】
 学校に残られる先生方ーー2年目、3年目、4年目ーーそれぞれ年数は違っても、そのがっこうの担い手として、さらに学校を高めて行ってください。
 転任される先生方ーー私はたいていの場合、3年もいるとその学校に飽きましたのでてんにんはだいすきでした。慣れた場所での仕事は結局つまらないのです。
 新しい学校で新しいことを学び新しい人と出会い、さらにご自分を高めて行ってください。
 退職される先生方ーー長いことご苦労様でした。この時代、教員であり続けることはけっこうな苦労です。よくぞ続けてこられました。
 これからまだまだ十分に長い年月をかけ生きなくてはなりません。よき退職後を迎えられるよう、こころよりお祈り申し上げます。


(付記)
 アフター・フェアは学校に合わせてしばらく お休みにします(なにかあれば突然更新したりするかもしれませんが)。
 新年度は4月3日より再開するつもりです。その際はよろしくお願いいたします。






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2017/3/20

「更新しました」  教育・学校・教師




「キース・アウト」


2017.03.20
      ナゼ?小学校卒業式で袴姿 禁止する学校も

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2017/3/17

「歩きながら考える」A  知識

 フランス人は走ってから考え、
 ドイツ人は考えてから走り出す。
 イギリス人は歩きながら考える。
と覚えていたエスニック・ジョークが実はそうでなかったという話でした。

 正しくは、
 イギリス人は歩きながら考える。
 フランス人は考えた後で走りだす。
 そしてスペイン人は走ってしまった後で考える

 だそうです。
 しかしなぜそんな間違いをしたのか。


【「ものの見方について」】

 これが有名になったのはジャーナリストの笠信太郎の「ものの見方について 西欧になにを学ぶか」( 河出書房 1950 のち角川文庫、朝日文庫)の冒頭で使われたためのようです。
 もっともこの譬え自体は笠のオリジナルではなく、スペインの外交官マドリヤーガが言い出したもので、それをの笠が引用したのです。どうりでスペインなどという私たちには馴染みのない国が出てくるわけです。

 さらに“ドイツ人についての言及があったはずだ”という私の記憶も間違いではなく、冒頭のエスニック・ジョークに続いて笠はこんなふうに書いています。

……という小話がある。歩きながら考えるということは、実行と思想が離ればなれにならず、平行しているということである。ドイツ人は考えた後で歩き出し,歩き出したら考えない。

 ちょっと自信が出て来ました。


【教科書にあった!】
 そうなると「中学生の時に教科書で……」というのも案外間違いないのかもしれません。
 そう思って調べると、以前には探せなかったものが簡単に出て来ます。
 自信を持つって大切ですね。

 昭和28年(1953年)版 光村出版「総合中学国語」三年上に笠信太郎の「イギリスの知恵」というのがあり、昭和36年(1961年)版 光村出版「中等新国語 2」にも「歩きながら考える」があります。
 やはり「中学校の国語の教科書」で間違いなかったのです。

 ただし文庫本で224ページに及ぶ「ものの見方について 西欧になにを学ぶか」がそのまま入っているわけはなく、おそらくそれを下敷きに、笠自身が教科書用に書き下ろしたのなのでしょう。だから題名も違いますし中学生だった私にも理解できたのです。

 さらにそうなると、もしかしたら“スペイン人はいなかったはずだ”とか“フランス人は走ったあとで考えたはずだ”とかいった記憶も正しいのかもしれません。
 笠が書き下ろした際にそのように変更を加えた可能性がある――。

 昭和36年(1961年)版 光村出版「中等新国語 2」、東京書籍株式会社附設 教科書図書館「東書文庫」で閲覧できるみたいですので、機会があったら是非確認してみたいところです。

 昨日のことは忘れていても50年前の記憶はしっかりしている、それが私たち老人に端的な特徴です。


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2017/3/16

「更新しました」  教育・学校・教師




「キース・アウト」


2017.03.16
「素行に問題」生徒13人の情報流出 埼玉・熊谷の中学く




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2017/3/16

「歩きながら考える」@  社会

 各国のステレオタイプ化した民族性を前提につくられるジョークをエスニック・ジョークと言うそうです。
 私が一番好きなのは、

○タイタニック遭難のような状況で、各国男性に救命ボートを諦め、船に残ってもらうための一言。
 イギリス人には「紳士はそうするものです」
 ドイツ人には「規則でそうなっています」
 アメリカ人に「ヒーローになれるぞ!」
 イタリア人に「女にモテるぞ!」
 そして日本人には、「みな様、そうしておられます」

 これについてはむかし書いたことがあるので(2013/11/25「みな様、そうしておられます」)合わせて読んでいただければありがたいのですが今日は別の話。


【イギリス人は歩きながら考える】
 フランス人は走ってから考え、
 ドイツ人は考えてから走り出す。
 イギリス人は歩きながら考える。


 このジョークをどこで覚えたかというと、自分が中学生だった頃の国語の教科書にあったのです。
 教科書という固いものの中に、これまた粋な文章が入っていたものだと、今さらながら感心するわけですが、実はこの文章、冒頭のエスニック・ジョーク以外なにも覚えていない――
「『イギリス人は歩きながら考える』と言うが・・・」といった具合に続いて日本人論になったのか、ヨーロッパの文化論だったのか、どう頭を捻っても浮かんでこないのです。

 ただし当時の私の頭の中には、
「そうだよな、フランス革命なんてまず走っちゃってから『始末をどうしよう』と考えているうちに恐怖政治が始まって結局ナポレオンの手を借りるしかなかったんだものな」とか、

「ワイマール憲法のあとのヒトラーのドイツなんて、走り出したら止まらなかったもんな」
とか、そんなことが浮かんでけっこう納得していたような気がします。

 ただし「イギリス人は歩きながら考える」に対応する事実が浮かばず、
「要するにこの話はイギリス人が考えたんだ。高慢な英国人らしいや」
と、そんなふうに心に収めたのかもしれません。

 ところが最近、唐突にこの話を思い出して首を傾げてしまったのです。


【誰が走ってから考えたのか】
 考えてみるとそもそも中学生にエスニック・ジョークは難しすぎます。
 現在の中学生だってたぶん、フランス人とイギリス人の違いなんて分からない。
それがテレビのチャンネルも少なくインターネットもなく、外国人に会う機会もほとんどなかった50年前の私に分かるはずがない。また当時、相当に高慢で知ったかぶりのウンチク少年だった私といえど、フランス革命やナチスドイツに十分な知識があったはずもない――。

 そこで検索にかけて調べるてみることにしました。するとさまざまなことが分かってきたのです。

 例えば、
 私のように「中学か高校の教科書で習ったはずだ」と信じている人がたくさんいること、
 しかしそのいずれもが断定的な発言をしていないこと、つまり中学だったか高校だったか思い出せない人ばかりだということ、

 そして何よりも驚いたのは、出て来る国がフランス・ドイツ・イギリスではなく(この三か国にスペイン・イタリアを加えて5か国にしている場合もあるが)、イギリス・フランス・スペインが原則だということです。
しかもフランス人は「走ってから考える」のではなく、「考えたあとで走り出す」(ホントかな?)。

 なぜそんなことになったのでしょう?

                             (この稿、続く)
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