夢はなんですか?
誰が好きですか?
どこにいきたいですか?
ぼくはそういう質問が、あまり得意ではなくて、
それはやっぱり自分という中身が、からっぽで取り繕った、形だけのものだって見透かされるのが怖いのか。って思う。
いつから、どうして音楽になにを願って、それを手にしたんだろう。
気づいたら、なにもいらない、って歌ってた。
なにをしてるのか、なにがしたいのか、わからないよって歌ってた。
強くならないと、って歌ってた。
でもわからない。
わからないまま朝がくる。
ざわざわ、ざわざわ、血だけが騒いでる。
いつでもどこへでも行けるのに、ぼくはどこへも行けなくて、誰にもなれなくて。
頭の中にはなにが見えますか。
ぼくの瞼の裏では、灰色の世界、枯れた虹の下、羽の折れた猫が泣いてる。
ずっと。ずっと。
もちろんそんな景色はみたことがなくて、
じゃあ、これは何だろう。
現代人の敵は、想像力でしょうか。
あ、いま、少しだけ笑って見せた

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