Bエレファント
コロンバイン高校の乱射事件のあった日。
それが起こる迄の、在校生たちの日常を、
時間軸をずらしながら何度も何度もゆっくり眺めていく。
すれ違った友達を写真に撮る。授業に遅刻する。
昼休み、風が止まる。少し喧嘩する。
嫌気のさす穏やかさ。哀しくなる。
どのみちきつい映画。
想像及ばない現実に繋がっている映画。
でも映像は美しかった。無音で、冷静な目があった。
「エレファント」というタイトルには、
盲目の僧侶たちが象の各部位に触れながら、
決してそれが象であると見抜けなかった
という仏教の聖典に由来するらしい。
全体像を把握することは難しく、
そもそも全てを知り得ることなどできないのだろうか。
ガス・ヴァン・サント(監督)って何ていい名前なのかしら。
カート・コバーンの映画が今度公開されるらしい。