先日アベノ筋を歩いていたら
こんな暖簾の店を見つけました
「やいと」
なんと懐かしい言葉でしょう
「やいと」とはお灸のことですが
若い方に言っても誰も知らないと思います
「やいと」と言えば祖母を思いだします
祖母は腰が痛むと
天王寺のお寺へ(場所は忘れましたが)
よく「やいと」に行きました
子供の頃連れられて何度か行きましたが
お年寄りが皆腰を出して正座し
もぐさから煙がでている光景は
かなり強烈な記憶となって残っています
(私はそれをいつも庭の木の陰からしか
見ていることができませんでした)
祖母の腰には「やいと」のあとが2つあって
年寄りの証みたいに輝いてみえました
「熱ないのん?」
「熱いけどな、後でスッとすんねん」
そう言われても
ただただ恐くて、年寄りになるってたいへんだと思いました
小さい頃、仏壇の引き出しに「もぐさ」が入っていて
怒られると、仏壇の前に連れていかれ
「やいとすぇーたる!」と祖母や父に言われ
泣きながら
「ごめんさい〜もうしません〜」ゆうてたことも
思い出しました
おばぁちゃんは今頃あっちでも
「やいと」をしているのかしら…と
ふと思いました