2013/4/16

サンちゃんの行方  いろんな出来事

動物看護師の仕事をしながら、
手術予定のない午後や、お店のスタッフが足りない時などは
お姑さまのペットショップで相変わらず にわかトリマーとなって働いております。

店の造りは単純で、うなぎの寝床のように奥に長くて
商品が積んである両袖を進んで行くとレジがある訳ですが、実はその奥に秘密の隠し部屋が!!

いやいや、実はその奥にホテル室とパドックがあるんです〜

トリミングに使った大量のタオルもホテル室の洗濯機で洗うので、しばしばそこへ足を踏み入れる事に。



久々にお手伝いに行ったある日、ケージに顔をすり付けているアメショさんがいる事に気がついた。
「ん? あなた、いつからいたっけ?」
名札も貼ってないし妙に慣れている。
滞在は最近じゃなさそうだ・・・
健康そうだけど、そこそこお年寄りな風貌・・・

数日のお泊まりならいいけど、長いホテル生活にこのケージじゃ可哀想・・・


飼い主さんは大金持ちのおばあちゃまで、
「わたしが死んだらこの子の行方が決まるまではココへ預けて」
と遺言されて亡くなった。

代理人さんがみえたとき、事情が事情だしお付き合いもあった事だしと、1ヵ月3万円でお預かりする事に決めたんだそうだ。

この子の名前はレオポルド
正真正銘アメリカンショートヘア
今年14歳のおじいちゃん
性格温厚、食欲旺盛、快眠快便
何をとってもいい事尽くめ。
ただ、飼い主さんを無くした以外は。


洗濯物に行く度にせつない声で呼ぶ(気がする)
ふと気づくとじーっとコッチを見ている(気がする)
おばあちゃまに会いたいと言っている(気がする)
早くここから出して欲しいと思ってる(気がする)

内緒で抱っこすると、
おでこを胸に擦り付けて、ヨダレを出して甘える!


んーーー まいった!


こんな子がいるんだよ、とだんなに話すと、
二つ返事で「病院で見てやれよ」

やったぁ〜


1ヵ月3万円なんだって、とスタッフに話したその日から
名前は 3ちゃん に変わってしまいました・・・




そんなサンちゃん、もともと気性の良い子なので、
はじめからココで暮らしてた、みたいな様子ではあったのですが、
2ヵ月くらい経った頃「ようやく新しい飼主さんが決まりました」と連絡が。

桜の花がちらちらと舞散る中を、まるで最初からこの方が飼主さんだった、みたいな甘え方で、
抱っこされて行きました。



めでたし、めでたし



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