うかうかしている間に、すっかり秋模様。
春に巣立った小鳥たちは、姿も幼鳥から親鳥そっくりになっています。
ところで最近、病院の電話もやっと相手の番号が分る仕組みになりまして。
昨日の最後に取った電話、末尾が110と表示されているではありませんか! つまり、ケ・イ・サ・ツ・・・
むかしむかし、病院名の入った自転車が、少し離れた駅前で見つかったという連絡を、わざわざ貰ったとき以来、警察とはご縁がございません・・・
ちょっぴり緊張しながら受話器を取ると、駅前派出所の巡査さんが「弱ったすずめを捕獲した若い女性が来ておりますが、、、」と、戸惑いがちに聞いてくるのです。
捕獲 じゃなくて、
保護 だろう?
と、心の中で軽くツッコミを入れつつ、話を聞くと、保護したのは女子高生。駅前のすずめが集まる木の下にうずくまっているのを保護したらしい。
「それなら、野鳥ですから無料で拝見しますよ」と答えると、巡査さん、急に嬉しそうなお声で
「そうですか! それでは、直ちに向かわせます!」あくまで仕事、という姿勢が気に入った
普段の問合せだと「場所はわかりますか」と続く会話なのですが、そこは交番のおまわりさん。説明するまでもないでしょう
しばらくすると、タウンページを手にしたおまわりさんと、付き添われて女子高生がやって来た。手にしたすずめは既にグッタリで、すぐに院長と替わったけれどなす術も無く・・・
おまわりさんは院長と、同様のことがあったら今後はどうしたらいいでしょう、てな話になっている様子。
取り残されたかたちになってる女子高生に、すずめをガーゼでくるんであげながら相談相手をしておりました。
「このすずめをどうしたら?」「そうねえ、河原か、空き地にでも埋めてあげる?」
あとから女子高生の彼氏がやって来て「そんじゃあ、学校の裏山に埋めてやる?」と話はまとまったようでした。
休診日の今日、病院の扉にメモが挟んでありました。
昨日の巡査さんが朝の4時に見回りに来てくれたようです。異常はありませんでした、という欄に◯が付いてました。お礼の言葉も書かれていました。
すずめは残念だったけど、保護した彼女には心残りはないだろう・・・どこか、秋空のような爽やかさを感じた出来事でした。

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