ずいぶん前、農場の入口で作業をしていたら、観光客らしいおじさんが入ってきた。
小屋のカゲにいる僕に気づかず、入口から見えるヒヨコの部屋にツカツカ近づいていく。
「あっ。あのーすみませんけど立入はご遠慮・・」
って言いかけたら、後ろから女の子がついてきていた。
「すみません。そうでしたか。」
「あっ、えっと。ええ、ちょっと。あ、中、入ってみます?」
見ると、ハイキング出来そうな靴だったから、靴底を消毒してもらってヒヨコの部屋に入ってもらう。
通常、家畜を飼っている農場は立入禁止だ。
人畜共通感染症や家畜の伝染病が人や車について農場に入って来るのを防ぐためだ。
県の家畜保健衛生所からもよく指導の通達が来る。
畜産てやつは、大量に生産してコストをおさえる、というスケールメリットを追求してきた。
大型化した畜産団地は、病気のリスクや臭いの問題を避けるため山の中へ山の中へと入っていった。
結果、人が暮らす場所、消費地から離れていった。
その親子は、ここにたまごの農場があるなんて知らなかったはず。たまたま歩いていただけだったはず。
入口近くにヒヨコの部屋があって、ちょっとヒヨコが見えただけだったはず。
何かを特別に求められたわけでもなく、ヒヨコ部屋の中で3人でしゃがんでヒヨコやにわとりの話をしていた。それが自然な流れだったから。
立入禁止ってったってねぇ・・
うちは開放鶏舎だし、どこかに境目があるわけでもないし。
靴底ちゃんと消毒すればいいんじゃない?
いつも言っていることのおさらいになるのだけれど。
いろんな畜産があっていいと思う。もうちょっと身近に。
うちのにわとりは土の上にいる。
アハハ、おじさんちのにわとりは庭の鳥だ。君のそばにいるよ。
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イベントにむけて、実はこちらがおさらいをしているところです。
何がやりたくて、何をしてきたのか。
・・・ふむ。なかなか上手く作文出来ません。
http://farmaid-ginza.com/main/
という催しのプチ・マルシェに出店の予定です。