所用で東京方面にちょっとだけ出かけてきた。
渋滞につかまりながら、あせりながら、駆け足で。
ふぅ。
用事を済ませて、スーパーに立ち寄ってみた。
いつものように何を買うわけでもなく、ぐるっとまわってみる。
野菜、果物、お米、調味料、その他こまごま・・・
産地、品種、パッケージ、量目、原材料、新商品。
どうやって売られているか?何が流行っているか?売り場やお客さんの感じはどんな感じ?
トレンドがやっぱり気になる。
で、たまご売り場で立ち止まる。
ふぅん・・・こんな感じ。
値段は・・・はぁはぁ。
産地は・・・あの会社のあそこの農場とあそことそこと、ふんふんなるほど。
あまり入った事がない電鉄系のスーパーで初めての街だったから、たまごのラインナップもちょっと違う感じ。
で、特徴的だったのが、赤い卵の方が種類が多かったんだよね。
ふむ?
それってそこだけ?
いや、そんなに特色のあるスーパーや街でもないから、全体的に関東の都市部の傾向かもしれないなぁ・・・。
何度か書いた事があるですが、たまごの殻の色は鶏の品種によるものです。
白い卵を産む鶏は白い卵を産みますし、赤い殻の色の卵は赤い卵を産む鶏が産んだものです。
(珍しいところで青みがかった色の卵を産む品種もあります。
http://air.ap.teacup.com/satofarm/153.html)
栄養や味が、殻の色(親鶏の品種)によって違う事はありません。
味や栄養はエサの違いです。
若干、白い卵を産む鶏の方が産卵性能はいいようですが、スーパーに並ぶ卵の色はお客さんの嗜好の違いと考えられます。
(平飼いたまごが赤い卵なのは、赤い卵を産む品種の方が鶏の性格がおとなしく、平飼いで飼いやすいからです。)
アメリカ、メキシコは日本と同じようにかなりの比率で白い卵です。
ドイツ、オランダ、スペインでは白玉が多く、フランス、イギリス、イタリアでは赤玉がほとんどだと本に書いてあります。
卵の消費の主流を占めるのは、マヨネーズやお菓子を作る食品工業の需要なんだけど、一般家庭用の卵は赤玉が増えてくるのかな?
もっとも、俺が気になったことはそんなことじゃなくて。
いろいろある風に並べてあるその売り場の卵が、実は同じ系列の会社の、同じようなエサで、同じように飼われている鶏の、同じような卵であることだったんだよね。
いろいろ選択肢がある風で、実は、ない。
なんかなぁ・・・・これってさぁ・・・・今の世の中みんなそうだよなぁ・・・・
なんてちょっとブルーになっちゃった。
もっとこういろいろないのかね。
平飼いとか、国産飼料とか、飼料米使ってますとか。
食いモンなんだからさ!多様性だよ、多様性!いろいろであって欲しいよな!
こっちは家畜じゃないんだからさ!
・・・・・・・・・
ま、養鶏場のオヤジがスーパーのたまご売り場一人でブルーになったり憤ったりしててもしょうがないんだけど。
卵の殻の色が変わって来ているのだから、もうちょっと踏み込んで、中身に興味を持ってもらえるように。
営業努力が必要だな。
どうかみなさん、反逆の精神でもって、食品を吟味して、目利きになって。
ぜひ、あなたにふさわしい、あなたの卵を探してください。
(画像は一昨年、池袋の某百貨店のギフトコーナーでギフト商品にセレクトされて、おすまししているうちのたまごブックとたまご)