岩山駅(姫新線)
長年の風雨にさらされて、杉の木目が浮かび上がった古い駅舎の建つ岩山駅に着いたときには、まだ雨はさほど降っていなかった。
が、しばらくして、黒い雲が向こうの山なみにさあっと広がったかと思うと、たちまち激しい雷雨が始まった。
20秒に1回ほどの割合で、ズシャーン、ズシャーンと雷が近くで落ちる。街中で聞く雷鳴とは比べものにならないほど音が凄まじい。
この凄まじさ、雷鳴が周りの山肌に反響してそうなるのか、それとも山の頂きが雷雲を突っついて雷様を激怒させたからそうなったのかはわからぬが、とにかく早く鎮まって欲しいと思う。
ホームにはじく雨音と雷鳴を駅舎内のベンチに座って目をつぶり聴いていると、やがてその激しい音の中に雫のしたたる静かな音が混じり始めた。
おや、と思って目を開けたら、目の前の床が濡れている。この水はどこから来たのだろうか、といぶかりながら上を見る。
と、天井に大きなしみがついており、そこから雨漏りの雫が、ぽたりぽたりと足元に落ちてきているのであった。

(岩山駅ホーム)

(岩山駅舎)

(駅舎内の様子)
(2005年9月10日)
岡山1359-1435@日羽1445-1449@豪渓1503-1603@新見1629-1646@丹治部1702-1710@岩山1814=(備北バス)=1835新見1859-2035岡山