釜谷駅(江差線)
元旦の新幹線や特急列車は混んでおり、東京から木古内まで、ずっと立ちっぱなしであった。それ故、木古内でがら空きの普通列車に乗り込み、ボックス席で足を伸ばしたときは、やれ嬉し北海道の雪踏みて、と思った。
どこで降りても良かったのだが、釜谷(かまや)という武骨な名前に惹かれて雪深いホームに降りた。
貨車を再利用した駅舎から国道に向かって、ゆるやかなスロープになっている。その上で子供が2人、仔犬をつれて、そり遊びをしていた。
初詣に行った後、屠蘇で酔ってみんな昼寝でもしているのだろうか。元旦の静かな集落に、子供たちの甲高い遊び声とそりの底がアイスバーンの雪をひっかくざらざらとした音だけが響く。
そりが珍しいので、彼らの方を暫く眺めていると、犬がこちらを向いて、きゃんきゃん吠え出した。
では、冬景色の中の津軽海峡の荒波でも見るかと思い、駅を離れた。
国道を渡って目の前の防波堤に上がり、下を覗き込んでみる。すると、どういうわけか、海面はのっぺりとして波一つ立っていない。まるで湖のようであり海面近くのテトラポットには、波に消されもせず、薄っすらと雪が積もっていた。
それを見ながら、常日頃絶えず真面目に荒立っている津軽海峡の冬の波も元旦くらいは一休みするのかもしれないな、と思った。

(釜谷駅ホーム)

(釜谷駅待合室と、その右手に駅入口)

(雪で覆われた構内踏切)
(2006年1月1日)
御徒町530(頃)-535(頃)東京600-(はやて71号)-908@八戸1015-(特急スーパー白鳥1号)-1232@木古内1236-1253@釜谷1355-1410木古内1421-(特急スーパー白鳥28号)-1439@吉岡海底1636-(特急スーパー白鳥32号)-1840八戸1856-(はやて32号)-2024仙台2047-(やまびこ68号)-2300東京2315(頃)-2320(頃)御徒町