井倉駅(伯備線)
井倉駅のホームの向かいには、石灰石が幾山も野積みにされていた。その背後で、鉱業会社が賑やかに操業している。今日は勤労感謝の日のはずだが、そんな日にも稼動させるほど需要があるらしい。
ホームの先から地下道に降りると、道が二手に分かれていた。右手には駅舎に向かう通路、左手には鉱業会社に通じる通路が伸びている。が、左に行く通路の途中には鎖で施錠された柵があった。会社の関係者しか通さないのだろう。
右に進み、小さな駅舎をくぐって駅前に出たら、「歓迎井倉洞」と麗々しく書かれた巨大なアーチが夕空に。井倉洞とは、近くの石灰質の山の下に広がる鍾乳洞のことをさすらしい。が、この駅の周辺に観光客らしき人の姿はどこにも見当たらなかった。
じきに日が落ち、することがないので、再びホームに上がり、鉱業会社の方を眺めた。目の前でベルトコンベアが、絶えることなくガラガラと大きな音を立てて石を運び、その先の方で、時折響くザーという音とともに石が下に流される。
やがて辺りがすっかり闇に包まれると、ベルトコンベアが、カラカラカラとゆっくり止まった。すると、それまで賑やかだっただけに、急に辺りが寒々しく閑寂となった。

(井倉駅舎)

(井倉駅ホーム)

(駅前のアーチ)
(2005年11月23日)
岡山1121-(特急スーパーやくも9号)-1220新見1227-1236@備中神代1304-1314新見1322-1345@刑部1350-1414新見1420-1425@石蟹1434-1439新見1459-(特急やくも18号)-1524備中高梁1525-1542@方谷1553-1558@備中川面1603-1608@木野山1634-1657@井倉1745-1812備中高梁1825-(特急やくも24号)-1856岡山