五能線全駅特集第1回
能代駅
能代駅に降りると、ホームにバスケットボールのゴールがあった。
この町の工業高校のバスケ部が、過去に何度も全国優勝した強豪であるので、この町をバスケットボールの町としてアピールしているらしい。
そういえば、五能線を走るリゾート列車を紹介したパンフレットには、乗客たちが、このゴール目がけて楽しそうにバスケットボールを投げている様子が描かれていた。しかし、もしも的が外れ、ころころ転がったボールが線路に落ちて、砂利の上をあらぬ方向に跳ねていったら、拾うのがやっかいそうだな、とも思う。
そんなことを考えながら大きな駅舎を出ると、広々とした駅前から商店街が伸びていた。
通る客が雪をかぶらないよう、雁木が商店の軒先から道路の方にせり出して、歩道に屋根がついている。そのために、商店街全体が薄暗く見えるが、しっとりとした北国独特の趣が窺え、非常に好もしいと思う。
その光景をしばらく眺めた後、駅から南に2km程離れた国道7号線沿いにある、今晩の宿のビジネスホテルに向かった。
ひっそりとした駅周辺から離れ、国道に近づくにつれて、だんだんと車の交通量が多くなっていく。
そしてようやく国道に出ると、大きな駐車場を備えた郊外のロードサイドの店が建ち並ぶ、賑やかであるが、しかし、幹線国道沿いによく見かける全国共通の乾いた町並みが、目の前に広がった。

(能代駅ホーム)

(ホーム上のバスケットボールのゴール)

(能代駅舎)
(2006年6月23日)
-1709@あきた白神1726-(快速リゾートしらかみ4号)-1752@能代