テニプリ夢。
久々に直央ちゃん書きました!!
そして今回は日吉と絡めてみました。
短くてアホなお話ですが、
宜しければ続きからどうぞ!
「・・・・・・・・・何やってるんですか、藤崎先輩・・・。」
クリーンアップ。
「ふぉ?ふぃよふん、ふぉんひひふぁ〜。」
「・・・・・・まず、その口の中のものを片付けてからにして下さい。」
「ん・・・・・ふぁ〜・・・あ、ヒヨくん、こんにちは〜。」
そう言って、口に含んでいた物を嚥下して、直央はいつものようにふにゃり、と笑った。
・・・部室に入ったら、何故かこの、跡部部長の幼馴染である先輩が居て、そしてまた何故かその先輩は・・・
「何ですか?その
大量のみかんは・・・。」
小さな口にみかんを思いっきり詰め込んでいた。
「ん?あ、これ?あのね、え〜っと・・・・あ、掃除しようかと思ったから!」
「・・・・・・・・・・。」
先輩・・・
質問、聞いてましたか?
いつもそうだが、全くもってこの先輩の考えている事はよく分からないというか理解のしようも無い。
別に理解したいとも思わないが・・・。
というか、
ヒヨくんは止めて下さいと何度も言ってるはずですが!?
・・・この先輩は正直言ってかなり苦手な部類の人間だ。
「あ、よかったらヒヨくんも!!」
「
結構です。それに掃除って・・・逆にみかんの皮で汚してるじゃないですか。・・・捨てますよ。」
「あ、ダメだよ〜。捨てたら、掃除出来ないよ。」
「はぁ?・・・何でですか。」
みかんの皮をゴミ箱に捨てようとする日吉を制止する直央。
「あのね、だって、みかんの皮はね〜何と!クレンザーの代わりになるんだよ!!」
「・・・・は?」
「それだけじゃなくってね、消臭剤にもなってW効果なんだよ〜。すごいよね!!さぁ〜というわけでヒヨくんも
レッツみかん★」
「
心の底から遠慮します。」
「あれ?・・・ヒヨくん、みかんキライ?」
「そういう問題じゃなくって。・・・ああもう、別にそんな回りくどいことしなくっても普通にクレンザーがあるんですから、それを使えば良いでしょう。」
「え〜・・・でもね・・・環境に悪いんだよ?それにね・・・・。」
「・・・ああ、そうですか。勝手にしてください。」
これ以上付き合っていても時間の無駄だ。
日吉は、まだ何か言いかけた直央を放ってロッカールームへと入っていった。
そして。
「・・・・・・・・・。」
着替え終わってもなお、直央はみかんを黙々と口に運んでいた。
だが、元々少食な直央にはかなりキツそうであった。
日吉は半ば呆れ顔で、みかんを手に取った。
「・・・ヒヨくん・・・?」
「・・・・少しだけですよ。・・・これ以上部室を汚されたら敵いませんから。」
「・・・うん〜。ありがとう、ヒヨくん!」
「・・・ヒヨくんは止めて下さい。」
そうして2人でみかんを食べる。
と、
「あ、ダメだよ〜みかんの袋とか筋、取ったら。」
「・・・何でですか?体に悪いじゃないですか。」
「違うよ〜寧ろね、逆、なんだよ〜?あのね、みかんの袋とか筋って、ガン予防にいいんだよ〜。」
「そうなんですか・・・?でも・・・何だか気持ち悪くないですか?」
「う〜・・・ん・・・そうだねぇ・・・私は、平気なんだけどな・・・。おじいちゃんも、そう言って食べなかったし・・・別にね、いいんだけど・・・ね。」
いつものん気そうな直央の表情が、少々曇る。
「・・・おじいちゃんね、この前、ガンで・・・・。」
そう言ってみかんを食べる手を止める直央。
悪い事を、聞いてしまったような・・・それよりもいつもの先輩の違う一面を垣間見てしまった気がした。
いつもいつも、彼女は変わらず笑っていたから。
悩みや苦しい事なんて何も無いように。
・・・そんな筈、無いのに。
「・・・・・。」
黙って、日吉はみかんをそのまま口に運ぶ。
「・・・あれ?無理しなくていいよ??」
「いえ・・・この方が、早く片付きますし。」
「そか〜。はぁ・・・おじいちゃんにも見習わせたいなぁ〜。」
「・・・?はい?あの、先輩、お祖父さんは・・・。」
「ん?ああ、あのね。ガンでね〜この前まで入院してたの。早期発見だったからよかったんだって。今はもうすっかり元気、だよ〜。」
・・・・・・・・
俺のあの何とも言えない罪悪感を返せ。
ああ、そうだこの先輩はこういう人だよ。
のん気で馬鹿でデリカシーが無くってお気楽で・・・・・。
「・・・でもね。」
1人で考え込んでいた日吉に、直央はぽつりと、
「・・・本当に、無事で、よかった。うん。」
小さな口にみかんを運びながら、そう呟いた。
顔は、笑んでいる。いつもの様に、どこかのほほんとして思わずこちらが脱力してしまいそうな笑顔で。
だが、それが何故か切なそうな、それでいて全てを許しているような、そんな笑顔に見えた。
・・・不思議な、人だ。
案外、奥が深い人なのかも知れない。
「うん。やっぱみかんパワーを馬鹿にしたらいけないよねぇ〜。あ、2人で
みかん同盟結成★だねぇ。」
前言撤回。
やっぱりアホだ。というかアホだ。とにかくアホだ。
でも、
「はぁ?全く・・・何ですか?それは。」
悪い気が、しないのは何でだろう。
「んっとね。みかんパワーを広めるんだよ〜。あ、でもすごいのはみかんだけじゃないんだよ〜あとね、
お酢同盟もメンバー募集中だよ〜。あとねぇ・・・・。」
「え・・・お酢って・・・。」
「うん。あのねぇ〜お酢もね、色々すごいの。えっとね、んっと・・・あ、例えばね、柔軟剤代わりにもなるんだよ〜。」
「嘘でしょう。第一臭いが付きます。」
「本当、だよ〜?臭いも、全然気にならないんだよ?」
「いや、やっぱり信じられませんね。」
「むぅ・・・それじゃあ今度、やってみるといいよ〜。それにね、お酢同盟にはけーちゃんとか弦ちゃんとか国ちゃんも居るんだよ〜?」
「・・・部長と・・・え?誰ですか・・・?」
「あれ?知らない・・・の??んっと、えっと弦ちゃんと国ちゃんはね、立海と、青学のテニス部の副部長さんと、部長さんなんだよ〜。」
・・・先輩・・・
貴女一体、何者ですか!?
あの、立海と青学の真田と手塚を、あだ名呼び。
・・・本当に、不思議な人だ。
「うむぅ〜・・・それにしても・・・減らないねぇ。」
「・・・ですね・・・さすがに2人でもちょっとこれは・・・。」
ガチャリ。
「あ?おい、ナオ。と・・・日吉?お前ら何してやがんだ?アーン?」
「おお。ホンマや。ナオちゃん何やっとるん?」
「つーか珍しくねぇ?お前ら2人で居んの。」
「にしてもすげぇみかんの量だな、オイ・・・。」
「ですね〜・・・。」
「へぇ〜・・・やるね〜。」
「・・・ウス。」
そこに、跡部、忍足、向日、宍戸、鳳、滝、樺地・・・が入ってきた。
「・・・おお〜皆グッドタイミング★ヒヨく・・・じゃなかった、日吉君・・・。」
「・・・別に。いいですよ、『ヒヨくん』で。」
「んぅ?そう?えと、それじゃあヒヨくん。皆とみかん同盟締結しましょ〜★」
「・・・・ですね。」
本当に、この先輩は理解に苦しむ。
いつもぼんやりしていて危なっかしい事この上ないし、言っている事がイチイチ訳が分からない。
だけれど何でだか、自分でも分からないが、何時の間にか毒気が抜かれてしまう。
・・・まるで人間クレンザー・・・ああ、そんな感じ。
お酢同盟は先を越されましたけど、
みかん同盟は俺の方が先、ですからね?部長。に、先輩方達。
・・・下剋上、だな。
<了>
***後記***
*・・・久々に直央ちゃん夢ですが・・・キャラの崩壊激しくてすいません(土下座;)
*そして下らない・・・果てしなく下らない;;アホの子ですいません;;
*それではここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
ご意見、ご感想等お待ちしておりますww