今日は大学での特別レクチャー.過去の作品からフィンランドのことまで,話したいことはいっぱいあるのだけれど,その中から絞りに絞って学生向けの話を90分ほど話した.
ただ正直話し足りなくて,フィンランドでのエピソードや仕事での失敗談など,その気になればあと3〜4回は話せるような気がする.学生にはまた別の機会に話してあげたいと思う.
昨晩は北欧建築・デザイン協会の定例講演会で,建築家・山田良さんのアイスランド建築レポート.なかなかお目にかかれないような建築のスライドもあり,大変貴重な講演会だった.
僕は講演会に出席する際には必ず最後に質問することを自分に課している.どんなにつまらない質問でも良い.最後に手を挙げて質問することを前提に講演を聴いていると,かなり話を頭に入れることができる.たまたま投げた質問が核心を突いていたりすると,そこから話がひろがって思わぬ話しも聞けるというおまけも付いてくる.そんな時僕は「モトを取った」と思う.ただ残念ながら,いつもつまらない質問しかできない自分が情けないのだけれど.
たびたび講演を引き受ける側としても,最後に質問がたくさん出てくれるととても嬉しい.それだけ真剣に聴いていてくれたのだなあと思う.学生さんもそうで,ストレートに質問をしてくる学生には,僕は他の学生には言わないようなアドバイスもする.学生は「モトを取った」と思う.当然実力もぐっと伸びる.
よく涼しい顔をして質問を全然しない人がいるけれど,こういう人は絶対に損をする.こちらからは敢えて声はかけない.仮にわかっていたとしても質問はすべきだ.人懐っこく人の懐に入っていける人は得をする.質問は人と人との距離をぐぐっと縮めるコミュニケーション術のひとつだと思う.