誰の落ち度ということでもなく,ただ微妙なバランスで成立していた条件がちょっと変わってしまうだけで,建築の計画というものは立ち行かなくなってしまう.
心の中でガッツポーズをしたくなるような会心のプラン.我々の提案に相手の表情がほころぶ.
ヨシ,良い家づくりがはじまりそうだと手応えを感じた次の瞬間にすりぬける.
案が悪いのではない.もちろん施主にも悪意はない.ただこちらではコントロールしようがないような突発的な事態の発生に,我々はただ涙を呑むしかなくなる.
我々の仕事にはよくあることだが,さすがに3回も連続してこういう事態が続くと本当にへこむ.
こんなことって本当にあるんだなぁと思う.本来ポジティブで楽観的な僕でもさすがに救いを見いだせない.ただ運が悪いとしか言いようがない.

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