294 名前:P.N.名無し大好きっ子さん 投稿日:2009/11/14(土) 20:40:27 ID:N1OPZXJ3
北野「市橋が捕まりましたけど、なんやようわかりませんな」
竹内「なんなんでしょうねあれは」
北野「いまどき身元も確認せず雇うか?それがわからんわ」
竹内「西成の日雇いで入ったと言ってましたね」
北野「いくら西成でも住み込みでっせ」
竹内「まあ普通ではちょっと考えられませんけど」
北野「考えられへんよ。この不景気になんやねんそれ」
竹内「建築業界はどこも大変ですからね」
北野「そやろ。すぐに住み込みの仕事があって、そこそこの金がもらえるて」
竹内「ちょっと”それホンマ?”って思っちゃいますよねえ」
北野「仕事がないて言うてみんな苦しんでるの、じゃああれなんやねん」
竹内「いろいろ話は通ってるんですよ。でもよくわからない」
北野「そやねん!話は通ってんねん!」
竹内「なんていうか、安い脚本って感じしませんか?」
北野「するよなあ。ツッコミだらけやんこれ」
竹内「逃げてる間、建設会社で働いてました」
北野「住み込みでお金稼ぎました。社員は気づきませんでした・・・アホか!」
竹内「ちょっと聞いたら”そんなもんかなあ”って思わせるんですよ」
北野「思わせるねんなあ」
竹内「っていうかね、そもそもの話ですけど」
北野「なんですか?」
竹内「いや、これはあくまで僕の個人的な想像ですよ」
北野「もったいぶらんと言いなはれや」
竹内「市橋って・・・ホンマに殺してるんですか?」
北野「えっ?なに?」
竹内「いや、だから、市橋ってホンマに殺してるんですか?」
北野「殺してるやろ!アンタなに言うてんねん」
竹内「一応は死体遺棄なんでしょ」
北野「そうやけど、でも殺してるやろ。そやから逃げたんちゃうの」
竹内「そこがわからんのですよ。こんなもん逃げ切れないでしょ」
北野「ちょっと待って!じゃあ竹内さんはどう考えてんの?」
竹内「もう一人、外国人の女性がいるんちゃいますか」
北野「外国人の女性??」
竹内「市橋がリンゼイさんに惚れて、でも相手にされなかったんですよね」
北野「そうや。だから殺したんやろ」
竹内「普通は相手にされてないんやったら他を探しますやん」
北野「よっぽど好きやったんちゃうん」
竹内「リンゼイさんとトラブルになってたのは市橋だけですか?」
北野「それは知らんけど・・・え?他に犯人がおるってこと?」
竹内「仮にリンゼイさんとトラブルになってる女性がいるとしますよ」
北野「いるとします、はい」
竹内「その女性が故意か過失か、リンゼイさんを殺してしまったと」
北野「はいはい」
竹内「女性は困って自分にアプローチしてる市橋に電話したと」
北野「ええっ??」
竹内「市橋が駆けつけて、後は任せろって言うたとは考えられません?」
北野「なんでそんなこと・・・」
竹内「僕らもありましたやん。好きな女が困ってたら安請け合いしたりとか」
北野「ありましたありました。エエとこ見せよ思て」
竹内「市橋も同じなんじゃないですか」
北野「そうやって女の気を引こうと・・・ありえるなそれ」
竹内「ところが市橋だけ警察に目をつけられて、慌てて逃げたと」
北野「逃げたと・・・そうか、逃亡中の資金はその女が出してたんか」
竹内「ですよ。だから彼は二年以上も逃げてたんですよ」
北野「いずれその女と一緒になろうと思てたんやな」
竹内「それがあったから耐えれてたんでしょ」
北野「女にすれば市橋を犯人にしたほうがエエわな」
竹内「市橋にはそんなこと言いませんよ。甘いこと言うてたはずですわ」
北野「じゃあなんで市橋はいまになって表に出てきたんですか?」
竹内「そりゃ女が出国したんですよ」
北野「あ!連絡とれんようになって焦ったんか!」
竹内「市橋は警察署でも黙秘なんでしょ。女をかばってるんですよ」
北野「それでか。メシを食わんのは女がいなくなったショックか」
竹内「でも、たぶんまだ女を信じてると思いますよ」
北野「ヒーロー気取りなんやろうな。なるほどなあ」
竹内「そう考えると哀れな男ですよ」
北野「竹内さん、これ意外と当たってるかもしれませんで」
竹内「サイキック的にはこれが真実ですよ」
北野「さっき個人的な想像って言うてましたやん」
竹内「まこっちゃんが納得したらこれが真実になるんです」
北野「いや、でもホンマにそう思えてきたわ」

5