2015/7/2

ミャンマー女ひとり旅その2〜さらばヤンゴン〜  ミャンマーぶらり

(二日目〜)

翌日はヤンゴン最大の聖地といっても過言ではない寺院「シェダゴォン・パヤー」へと向かいます。この日も大雨の中、タクシーのおっちゃんと値段交渉。

ヤンゴンでは主に足代わりとして使われるのがタクシーです。街中をびゅんびゅん走っているので、直ぐに見つかります。初乗りはだいたい1000チャットほど(日本円で100円)。極度の方向音痴の私ですが、海外ではなるべく自分の足で歩き、公共交通機関を極力使う様に努力しておりますが(なんたって予算のない貧乏旅行だから)、雨期で足下が悪いのも相俟って、滞在中はついつい利用してしまいました。。。

しかし、値段というものはあってないようなもので、乗車前に値段交渉する必要があります。
「3000ダ!」と言うオッサンとのスタートから、1500チャット(150円)までまけてもらい、(へへへ。150円なんて安いなぁ〜)とニヤニヤしながら乗り込みます。

さきほどまでバケツをひっくり返したような雨が降っていたヤンゴンの町ですが、タクシーを降りる頃には、あの大雨もどこへやら。今度は照りつけるような太陽が顔を出し、数歩歩いただけで汗が噴き出します。

まるで気分屋の自分を見ているようだぜ…。

レインコートをしまい、今度はあまりの熱さで目もあけられず、取り出すはサングラス。変わりやすい天気の続く、雨期のヤンゴンです。

さて。ミャンマーの寺院は他の仏教国以上に厳しく、タンクトップや短パンがNGなのはもちろんのこと、必ず靴を脱いで裸足にならなければならず、ストッキングや靴下も禁止です。
ちなみに、靴を脱ぐ場所ですが、訪れる寺院によっては「えっ!こんなところから!?」と、疑わずにはいられないような場所から…。

それも雨水や泥や落ち葉の散乱したあぜ道や、鳥の糞があたり一面に落ちている境内、寺院内にトイレがある場合はもちろんそちらも裸足で突入することになります…。

(しかし、そんな場所ですらもミャンマー人は至極当たり前のこととして裸足で歩くので、私もそれに従います)

この「シェダゴォン・パヤー」も例外ではなく、入り口によっては落ち葉や雨水の散乱する通路から入場することとなります…(訪れたのが雨期だったからかもしれません)

靴を預け、「トイレを貸してください」というと「どうぞ、どうぞ」と笑顔の係員さん。トイレに入ると、掃除しているおばあさんが

「アンタ、日本人カ?」

と、尋ねてきました。

「ソウデス」

と頷くと、そうかい、アタシャそうだと思ったサ〜と、ニッコリしてくれました。思わず嬉しくなってしまう私。

さて。そんな嬉しいやりとりの後、境内に続くエスカレーターをあがると、そこに見えるのはまばゆいばかりに輝く黄金の仏塔です。

「すごいなぁ〜」

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ヤンゴン最大の聖地と言われる寺院には、次から次へと参拝客が訪れます。

広い境内には各曜日の祭壇、学生運動の記念碑、釣り鐘など、たくさんのみどころスポットがあります。
つま先でピョンピョン灼熱の地面を歩いていると、願いを叶えてくれるという守護精霊「ナッ神」の像を発見しました。なんでもお願い事をしたあとに、目の前にある石を持ち上げてみて、その石を軽いと感じたら、その願い事は叶うとされているよう。早速お願い事をした後に石を持ち上げてみるも…。

激重でした…。

気を取り直し、私の生まれ曜日でもある月曜日のホトケサマを懸命に探しておりましたが、灼熱の太陽にダウンしてしまい、近くの祭壇へ避難。

と、ここで

「もー!そんなことやってたらお客さん怒っちゃうって〜」

実に流暢な日本語を操るミャンマー人の男性が現れました。手に持っているのは「地球の歩き方」。もしや、日本人観光客向けのガイドさんかしら…。

目が合うと「こんにちは」と日本語で挨拶してくれるではないか。

彼の名前はMyoさん。

「急に熱くなっちゃったねぇ」

ホント、急に熱くなっちゃって、なんて話をしていると、Myoさん隣にやってきてくれました。

他国では流暢な日本語を喋る人々に警戒してしまう私ですが、Myoさんのノートに書きこまれた「てんじくねずみ」や「テツガク」という日本語、そしてミャンマー語で横に丁寧に書き込まれた文字を見た瞬間に、(この人は悪い人じゃないぞ)と何故か確信してしまいました。

Myoさんは、このシェダゴォン〜でも日本人専用ガイドをしたり、他にも某旅行会社でのガイド、日本人旅行のお手伝いなんかもされているそうで(どうりでノリもよくて日本語がペラペラなんだわ)と、ひとり納得するわし。

「あ、そういえば月曜日生まれの祭壇の場所ってどこかな?」

ちっとも祭壇にたどり着けなかった私が尋ねてみると、

「今ここにいるエリアだよ!ここ月曜日の祭壇だがねー」

とMyoさんは苦笑い…。
(この国では生まれた曜日によってホトケサマの祭壇が異なるのです)

と、ここでMyoさんから「こうやってお願いごとをするといいよ」と、お線香をもらった上に「まずはこのホトケサマに水をかけてね〜、それからゾウサンにも水をかけるのサ、そしてね…」と、親切にミャンマー式のお願いごとの仕方まで教わり…。

途中でシェダゴォン〜の英語ガイドさんもおしゃべりに加わって、「私は頭おかしいです」という意味のミャンマー語を教えてもらったり、ヤンゴンのみどころスポットを教えてもらったり、Wi-Fiのアクセスの仕方を教えてもらったり、と楽しい時間をすごしました。(いろいろご親切に教えてくださって本当にありがとうございました…涙)

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おしゃべりに参加してくれたシェダゴォンの英語ガイドさん(左)とMyoさん(右)

さて。楽しい時間の後、よくよく散策してみると、祭壇の場所によっては風が通り抜ける涼しい場所がいくつもあって、ミャンマーの人々は寝転んだりスマホいじったりと思い思いに過ごしていることが分かりました。

そう、ここは神聖なる寺院ではありますが何故かWi-Fiがフリーで、おまけになかなかの高速なのであります。なもので、ミャンマーに居ることを忘れ仕事のメールチェックをしたり返信をしたりしていいるうち、だんだん眠くなってしまい、居心地の良さもあって昼寝してしまいました。。。

「げっ!」

気がつくと既に時刻は午後14時。

そろそろ帰らねば!と、慌てて来た入り口を探しますが…。

シェダゴォン〜では入場料を払うとシールを肩につけてもらえるのですが、このシールの色は各出入り口で色分けされております。迷子になった時はこのシールを指差せば出入り口の場所を教えてもらえるというワケなんですが、係員の人に聞いた場所から迷いに迷い、別の場所をいったりきたりで、いっこうにもと来た場所にたどりつかない。

恐るべし、方向音痴パワー!

しかし、ここが寺院でなければ、どこから入ってこようが、関係なく出口の方向を目指せばいいだけなのだが…。

入り口横にガッツリ靴を預けてしまっているときたもんだ…。

(わーん!どうしよう〜!!靴がなきゃ帰れないよ〜)

更にまたも大雨が降り始め…。
ひとりパニックになっていると、係員さんが追いかけてきてくれて、掃除中のおばさんに何やら伝えています。すると、掃除中のおばさん、(こっちにおいで)というように、私の手をひき…。

ま、まさかこの大雨の中…!?

(どうしよう!私が方向音痴なばっかりに!!)

あまりの申し訳なさにぺこぺこ頭をさげると、「いいから、いいから」というように手を振り、おばさん、カサもないのに、方向音痴の私に10分もかけて、元来た場所へ連れていってくれました…。

覚えたてのミャンマー語で「ありがとう」を繰り返すと、にっこり笑顔で手を振ってくれ、また大雨の中おばさんは戻っていき…。

(ああ、なんてミャンマーの人たちは優しいのだろう…)

申し訳なさと感激で胸がいっぱいになっていると、少女が肩を叩き、綺麗な英語で

「足洗いなよ」

と足洗い場まで案内してくれ…。

こ、この国の人はどこまで親切なんだよ〜!!

足を洗い、感激で泣きそうになるのをこらえ、トイレを借りていいか尋ねると

「いいわよ。ただし1000チャット(1$)よ」

「!!!!!!」

さっきは無料だったのに!

おまけに

「1000チャットなんて高すぎだろーが!」

(ちくしょぉ〜。感動した瞬間にこんなことって…)

涙と尿意をガマンしてタクシーを探します。

さて。
宿に戻った頃は既に16時をまわっておりました。慌ててガマンしていたトイレを済まし、荷物を引き取ると、またもタクシーを探します。

「バスターミナルまで!」
「遠いぞ、9000チャット」
「そこをなんとか〜」

8000チャット(800円)に交渉決定の後、向かうはバスの発着所である「アウンミンガラーバスセンター」へ。

そう、私はこの日はヤンゴンを後にし、ミャンマー最大のみどころとも言われる「バガン」という町へ深夜バスで向かおうとしておりました。

が、ダウンタウンからこのバスセンターへ向かうまでは、なかなかのロングドライブ。更に大渋滞に巻き込まれ…。

「失敬!」

タクシーのオッサンが渋滞の間、立ちションをはじめるほどで、だんだん不安が過ります…。

町のはずれのバスセンターへ、夜遅くタクシーで向かうことは避けたかったのですが、渋滞はひどくなる一方。私の不安をよそに、18時をまわった頃、ようやくそれらしき発着所が見えてきました。

が。

このアウンミンガラーバスセンター、とにかくただッ広いバスターミナルです(タクシーの運ちゃんも迷っていたぐらい)。あらゆるバスや人、そして物売りが行き来しており、バガン行きのバスも会社によってターミナルが違います。なので、「バスのゲートまで連れてってくだせぇ」とお願いし、なんとかたどりつくことができました。(ここを初めて訪れる方はタクシーでゲートまで連れてってもらうといいです)

さて。私が乗車予定のJJエクスプレスという会社のバガン行きの高速バスは、時間も夜20時、到着が朝の5時と、使い勝手の良い深夜帯のバス。
更に値段が18,500チャット(日本円にして1900円ほど)と安い上、エアコンの効いた乗り心地抜群の超VIPバス。ヤンゴンからバガンまではおよそ11時間。距離や時間にして東京から宮城県あたりまでの高速バスといえそうですが、それが、2000円とは激安です!

てなワケで、これに乗車するのはほとんどが同じ風体の外国人です。(ちなみにこの日、日本人は私のみ)

さて。このJJエクスプレスのバスですが、人気が高いので、当日予約は避けた方がよさそうです。私が乗車した日も雨期にも関わらず人がいっぱいでした。

(なんとか旅行会社などを通さず簡単に予約ができないものか…)とネットで調べていたところ、フェイスブック経由で事前予約ができることが分かりました。

方法は…。フェイスブックで「JJエクスプレス」を検索し、「JJエクスプレス」のアカウントを見つけたら「あんたんとこのバスに乗りたいんですけど〜、この日予約してええけぇ?」とメールを送付。「ええよ〜。あんた一人けぇ?名前教えてくれんけぇ?」などと返信がくるので、必要事項を記入したものを送信すれば、「席は○○番、20時に出発すっちゃ〜。30分前までにこられよ〜」などとメールがくるので、これにて予約完了!(富山弁で再現してますが、実際は簡単な英語で大丈夫です)

いや〜ブログのお知らせぐらいでまったく更新していない幽霊フェイスブック会員だけど、アカウント持っておいて本当によかった(涙)。

おかげでバスセンターまで足を運ぶ必要もなく、旅行会社も通さずで、なんの労力も手数料もかからず本当に楽に予約をすることができました。この方法を投稿してくれた方に感謝!

名前を告げ、お金を払い…。(バス発車までの間、本でも読もうかしら…)と考えていたら、早速停電し、暗闇の中、何もすることができず、蚊に刺されまくりながら乗車時刻の20時になりました。

そうしてやってきたのは…。

見よ!この快適すぎるバス。
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更に私のようなぼっち用に「ぼっち専用シート」もあり、超快適。毛布や水、途中でクッキーだってもらえるぞ。

降りしきる雨の中、バスはバガンに向けて出発するのでありました。
(つづく)

〜ポレポレの旅がコミックエッセイになりました★〜
「ドタバタ女ひとり旅〜世界の端から恥まで〜」


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