あなたの存在に気がついた時から、こんな日が来ることは分かっていたけれど、今日、こんな形でやってくるとは思いも寄らなかった。
少しずつ蝕まれていくあなたを、私は少しでも手助けできればと思っていたけれど、私には触れさせてもくれず、いつもそばに居ながら、見つめることさえ出来なかった。
痛い…。
あなたが居た場所を探ってみた。
ぽっかりと大きな穴が空いていた。
あなたの存在がこんなに大きなものだったなんて…。
私からさよならしたのだから、振り返ってはいけなかったのだ。
去って行くあなたを見た時によくわかった。どれだけ深く私の中に根を下ろしていたか。今まで隠していた姿を、あなたは初めて晒してくれた。血だらけになって…。
その時は気がつかなかった痛みが、今、私を支配している。
あなたのことしか、あなたの私に残して行った痛みが、今の私を支配している。
今夜は、この痛みを抱いたまま、悲しみの床へと着くつもりです。
さようなら、私のおやしらず…。

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