たぶん『イティハーサ』の種本。松岡正剛の千夜千冊にも入ってます。
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya1043.html
シュレディンガーの講演をまとめたもので、比較的読みやすい。生物を物理学の見地から分析という内容。基本的には遺伝子ネタ。「遺伝子ってあんな小さいのに安定してるのすごくない?」とか「量子論なら説明できる!」とかなかなかワンダーです。
ハイライトは6章で展開されるシュレディンガーの生命観で、「生命は負のエントロピーを食べる」という言葉に集約されます。エントロピーの法則から宇宙は熱的平衡状態(熱死)に向かっていて、生命はそれを妨げるかのようにエントロピーの増大に対抗しているのだそうです。「つまり、生命の存在意義とは宇宙の熱死を防ぐことだったんだよ!」とまでは言ってませんが、イティハーサでは言っちゃってます。
でも、感覚的には平衡状態=エントロピー最大って逆のような気がしません?動きの少ない、落ち着いた状態がなんで複雑さ最大なんだろ。