漁業の低迷の原因の一つに資源の減少があります。
国や県が「作り・育てる」漁業を始めて久しい。
しかし、漁船の性能や航海・漁労機器の進歩、漁具や情報通信の発達による
効率の良い漁業が行われて来たため、資源の回復は横ばいであるように思う。
自然環境の変化による資源の減少もその大きな原因です。
漁業資源の回復が漁業の低迷を救う要因と考えて、生産調整や人工漁礁による
資源の拡大を提唱してきた。
また、従来からの生産性の拡大のみを追求する漁業からの方向性を変え、直売システムや観光漁業などによる漁家の収入の安定を図ろうと言う試みも行っている。
しかし、慣行の漁業からの方向転換には漁業者自身の意識の変革が必要で、それには多大な時間の消費とエネルギーが必要と覚悟をしていた。
今、燃料高騰による原因で漁業の将来が大きく変わろうとしている。
操業日数が減り、生産性が減少する。漁業資源の維持やCO2の削減にもプラスである。
効率の良い操業や漁獲拡大の追求からの方向転換を本格的に考える時が早く来たのかもしれない。ピンチはチャンスである。
一時産業の振興を国や行政に頼るだけでなく、生産者自身も生きる道を考える時だ。
膨大な税金で作った漁港を使えて、漁業権を行使でき、漁業者の生活を支えている。
国の政策も忘れずに。