仕事の帰りに「餃子の王将」で晩御飯を食べてきました。
お店の扉を開けると10人近くいる厨房とホールのスタッフが一斉に
「いらっしゃいませ!」と言ってきて、多少うろたえました。
出てきたギョーザもご飯もラーメンも、全て美味しく、安全で、
かつ滋養に富んだものです。
今日は定時退社でした。約7時間半の労働です。
液晶ディスプレイ用の粘着剤に関するいくつかの評価を行いましたが、
こんな豪勢なお出迎えを受けるほど高級な仕事でもありません。
だって派遣だもーん。
店を出て駅に向います。多くの人で混雑していますが、誰もぶつかり合うことなく、
おもちゃの兵隊さんみたいに整然と歩いていきます。
犯罪などはたまにしか起こらないようです。
QBハウスで散髪をします。
手馴れた手つきで私の髪の毛をカットしていく店員さん。
私のリクエストの通りに10分以内で仕上げます。
電車の中で本を読みます。
「戦争と平和」400ページ程読み進みました。
ロシア軍とフランス軍が激突するシーン、非常に読み応えのある描写です。
部屋に戻ると風呂に湯を張ります。
「たまちゃんねる」と「ますおのブログ」と「ひゆきの日記帳」と「ごとぶろ」
と株価と為替相場と2ちゃんの政治経済板をチェックします。
そして温かい湯に肩まで浸かります。
湯から上がると、コーラで喉を潤し、髪の毛が生えてくる薬を飲みます。
ここで大体夜の9時くらい、就寝まで3時間ほどの自由が与えられます。
理想郷について書かれた書籍は数多くありますが、
その理想郷というものは、だいたい共通した特徴を持っているようです。
・大陸を離れた孤島である
・湖や森林など自然の恵みが豊かな場所にある
・科学技術が発展し、環境や地形に人為的に改造されている
・理性によって強く律せられた規則的かつ画一的な社会である
・職業は人それぞれの能力に応じて与えられている
・人々は平等であり貧富の差はないが、みな無個性である
・衛生的であり、人々は長寿である
・理想社会が実現しているので歴史というものが存在しない
(未来永劫同じ時を巡り続ける)
まるで日本という国そのものである気がします。
(最後の項目を除いて)
この国は理想郷なのでしょうか?
自分は限りなく理想郷に近いものであると思っています。
しかし「理想郷そのもの」には至っていない。
まだ決定的に足りていない項目の存在を感じるのです。
そしてまた、不要な項目の存在も感じるのです。
一つ一つ検証していきます。
・大陸を離れた孤島である
物理的には離れた孤島ですが、経済や物流といった点では世界中と陸続きです。
もっと日本単独で色々な物事を回せるようにならねば。
そしてそれを世界各国が真似すればいい。地産地消、経済の基本です。
・湖や森林など自然の恵みが豊かな場所にある
環境破壊は少なくなってきていますが、まだ自然の恩恵を活用しきれていません。
風力、太陽光、地熱などの自然エネルギーを有効活用すれば、化石燃料は殆ど
いらなくなるでしょう。
・科学技術が発展し、環境や地形に人為的に改造されている
地形の改造のしかたを間違えています。自然を潰す形で都市を発展させて
しまっていることが、返って都市の理想郷化を損ねています。
東京を6分割、大阪を4分割、名古屋を3分割くらいにして、間に緑地を
設け、暗渠(埋設された河川)を掘り起こして美しい運河にしましょう。
そしてその管理を人間とロボットで協力して行うのです。
あと、ダムも全部ぶっこわします。
・理性によって強く律せられた規則的かつ画一的な社会である
理性というよりは忍耐によって律せられている面が大きいと思います。
通勤に1時間以上かかったり、残業多かったり、飲み会強制だったり、
そういった問題をより理性的に処理すべきです。
画一的という言葉を履き違えています。
人々の個性を画一的にするのではなく、様々な個性を持った人々を
画一的に認めるのです。
それが真の画一的な社会です。
今の社会は大多数の推奨する個性を少数に押し付けている社会です。
・職業は人それぞれの能力に応じて与えられている
生産における人員配置は適材適所が当たり前です。
「どんな仕事がしたいか」ばかり問うていてはミスマッチが発生しまくります。
「どんな仕事ができるか」と問うて、ベストマッチを模索するのです。
それは夢がないじゃないか、と思われるかもしれませんが、
本来、夢は余暇を使って追求されるべきものです。
夢を仕事とすることを本道としてしまったら、多くの人々は仕事に
人生を捧げようとしてしまうでしょう。仕事以外にはないも無い人生
になってしまうでしょう。それは夢を仕事に出来ない人にも波及してしまうでしょう。
そして、どんなにあがいても夢の無い人生しか送れない人々を発生させてしまうでしょう。
何よりも夢があることは、仕事の後に十分な余暇があることではないでしょうか。
・人々は平等であり貧富の差はないが、みな無個性である
金持ちがいなければ貧乏人もいない。
そんな社会はやはり没個性なものになってしまいかねません。
フェラーリも無ければリヤカーも無い世界は少し悲しい気がします。
適切なレベルの貧富の差が存在したほうが良いかもしれません。
金持ちな人が「あ、俺金持ちすぎてるな」と自発的に気づいて是正されるような
仕組が必要でしょう。
理想郷では所有資産の上限みたいなものが設けられているかもしれません。
・衛生的であり、人々は長寿である
これはその通りなのですが、
全ての菌を抹殺してしまうような潔癖や、天寿を超えて生きようとするさもしさは
捨てなければいけないでしょう。
・理想社会が実現しているので歴史というものが存在しない
(未来永劫同じ時を巡り続ける)
歴史とはつまり戦争のことではないかと、今の私は思っています。
戦争が起こらなくなれば、自ずから歴史の生成はストップするんじゃないでしょうか。
人間が自らのエゴと地球という環境を完璧にコントロールすることが出来るように
なったとき、人類の歴史は終了するのでしょう。
そして太陽が燃え尽きるその日まで、人々は幸せな日々を享受し続けるでしょう。
何が言いたかったかというと、
今地球上で最も理想郷に近い国は、実は日本ではないかということに、
餃子の王将でメシを食っている時にふと気がついた、ということです。
以上、クマ耳野良思想家のチラシ裏でした。
コメントは無理してつけなくてもいいですよw

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