●高浜 春男 「杜氏 千年の知恵 」
平成15年2月25日初版第1刷発行
定価:¥1,600+税、図書館から
高浜春男は、昭和2年、新潟県寺泊町野積生まれ。昭和34年、32才の時に八海醸造へ迎えられ、平成12年、73歳まで『八海山』の杜氏を務める。
この本も『おらも、ほんの子供の頃から・・・中略・・・というわけですて。』といった感じの訛った話し言葉で書かれている。
「取材・構成:井出耕也」とあるから、この人がインタヴューして書き起こしたということだろうか。
農口さんと同様、ある程度のものを極めた職人の話は、実に興味深く面白い。
志の高い杜氏と、それを育む環境を持つ蔵元との幸せな出会いは、良い酒が出来るための必須条件かと思えてくる。
ただ、農口さんとはけっこう違いが感じられる。
この高浜さんの話を聞いていると、農口さんより一世代古い杜氏なのかと思った。しかし、農口さんは昭和7年生まれだから5歳しか違わない。
農口さんの職人的合理思考が際立つ。
そして、人としての器の大きさをも感じさせるのが農口さんだ。
八海山の酒質の高い理由も理解出来るが、精米歩合の低さにこだわり《良い酒》をつきつめて《端麗辛口》に至ったってのを読むと、やはりぼくの好みとは違うなと思った。
本を読んでいて、農口さんの酒は強く飲みたいと思ったが、高浜さんのはまあイイかって(^^ゞ
実際、高浜さんは既に杜氏をしてないようだし、念のために八海山を調べてみたら3,000円以下の純米酒がない。
5月に
古登富貴さんで呑んだ八海山の純米酒は、純米吟醸だったのかな?

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