ブルックナーの交響曲第2番ハ短調をカラヤン指揮ベルリンフィルで聴いた。
【415 988-2】というCDで、録音は1980年から1981年らしい。
弦の威力がすごく、聴きどころもあるにはある。
第4楽章、第1主題のff(《A》〜)など、なかなか他では聴けないくらいだ。
《E》からのトランペットは、オクターブ下の4分音符がしっかり鳴るのも凄い。
ただ、それぞれのフレーズは確固たる表情付けだが、どうも気持ち良く聴けない。
カラヤンは勿論、オケもブルックナーを理解してないのでは・・・?
響の交錯が愉しい部分と、ごちゃまぜになっちゃってる部分が混在している。でも、後者部分のほうが多い。
第1楽章《H》からなんて、まるで無意味な音響だ。
ところどころリズムもインチキだ。たとえば、第1楽章20小節からのトランペットはテキトーな感じでだらしない。象徴リズムなのに。
ピッツィカートの響にも深みというか広がりが足りなくて、非常に物足りない。
だいたい、第1楽章冒頭とか、第3楽章のトリオなんてのが、どうして爽やかじゃないんだろう?
随所で気持ちの良い強奏を聴かせるホルンだが、第1楽章の361小節からの延ばしでは、
1番ホルンが途中でブレスして途切れる。ブレスじゃなくて、数え違いかもしれないけど、何やってんだか。
全体的には強奏部分に音圧があり過ぎて、鬱陶しい。
ブルックナーの中でも素朴な部類に入る曲なのに、厚化粧してるみたいだ。
ノーヴァク版ということだが、第4楽章のvideのみ実行してない。第4楽章だけカットしないということだ。
だったら、第1楽章も第2楽章もカットするなよ(-_-;)
そして、問題は第2楽章にある。
videを実行するため《C》から《E》へ飛ぶわけだが、なんとクラリネットはそのまま《C》を続けてしまうようだ。
つまり16分音符を演奏せずに、実音『F』の音を吹くのだ。
なんて気持ち悪い音響。
本来の16分音符は2小節くらい過ぎた辺りから吹いているようにも聞こえるが、かなり小さくて誤魔化している感じ。クラはいくらでも小さく吹けるからなぁ・・・。
なんにしても、こういうところを録り直さないだけでも、カラヤンのこの曲に対する愛情がどの程度か想像出来るってものだ。
やはり、空ヤンだった)*o*(