バリー・タックウェルには、軽く愉しめるご機嫌なディスクがある。
「
コール・ポーター作品集」なんてのも素敵だったが、ブルメンタールのピアノ伴奏による【ETCETERA KTC 1121】というディスクもその一つだ。
ベートーヴェンの弟子で、あのピアノ練習曲で名高いツェルニーというかチェルニー(CARL CZERNY)の曲ばかり収録されている。
「アンダンテとポラッカ」はバウマンなども録音しているので、「ピアノとホルンのためのシューベルトの主題による3つの幻想曲」が、特に聴きものだ。
さすらい人、魔王、鱒など多くの歌曲のテーマを使って、なかなか自在な音楽が奏でられる。最晩年の連弾曲「幻想曲へ短調」の一節も使われている。
ホルン好きだけでなくシューベルト・ファンにとっても、気になる曲だろう。
ホルンパートもさることながらピアノパートの絢爛なことは、さすがツェルニーといったところか。
3曲とも15分を越える大曲だ。
ところで、このディスクのジャケット写真は何となく変だ。
タックウェルは左利きではないのに、左利き用のホルンを持っている。
そう、この写真は、たぶん裏焼された物だ。
本当はこっちの筈(^^ゞ
