私、
『刑事コロンボ』が大好きで、最近よくレンタル店でDVDを借りて、最初から順番に見ていた。よく知らない方のために説明しておくと、『刑事コロンボ』は、1970年代よりアメリカで放送されてきた長寿ミステリドラマである。主演は
ピーター・フォーク。現在は80歳を超えていますが、まだまだお元気。数年前にはコロンボの新作を撮影したそうで。
この作品の面白さは、犯人や犯行が見ている側に明かされないまま、探偵や刑事がラストシーンで犯人を特定するという普通のミステリではなく、倒叙の形が取られていること。
倒叙ミステリでは、初めに犯人を明かし、犯行の様子も見せてしまう。
「え、いいの? それって面白いの?」と思う人もいるだろう。いやいや、これが面白いのだ。コロンボは毎回、巧みな観察眼によって「こいつは怪しい」と犯人を見抜き、しつこく詰め寄っていって、会話などによってボロを出させていく。視聴者はあらかじめ犯人が分かっているわけだから、犯人のついている嘘も分かるし、犯人の動揺も伝わる。形勢がどう転ぶか分からないから、一分一秒に目が離せない。ちなみにこのドラマ、日本の人気ドラマ
『古畑任三郎』の元ネタになっている。ああいうドラマの形式だと思ってもらえればいい。
というわけですっかりハマってしまった私、1969年放送の第1話から、レンタルされている完全版を順番に、味わうように見てきたのだが、昨日10巻を借りようと思って行ってみると、
存在すら綺麗になくなっているじゃないですか。
正直、かなり凹んだ。他の作品に比べて人気がなかったから、取り扱わなくなったみたい。まあ、22巻まであるから、スペース取るしね。でも……後三話で、超名作と言われている
『別れのワイン』を見ることができたのに……。
ていうか、レンタル店に一つ言いたい! あのさあ、いくらなんでも韓国ドラマのスペース、拡大しすぎだよね……。
いやいや、元を辿るとすべてはヨン様のせいだ。きっとそうだ! コロンボを返せ!
で今はもしも、もう一つのレンタル店に行って置いてなければ、完全版を中古やオークションで購入しようかと検討中。定価は嫌だけど、半額ぐらいならば買ってもいいような気がしている。深夜に散々再放送されているコロンボは、有名なやつしかやらないし、声が吹き替えだからという理由で敬遠。まあ、日本では吹き替え声の方が有名だし、クオリティは高いらしいのだけれど、今まで地声で見てきているから、どうしても違和感は拭えないだろうし。
もしまだ見たことないけど、お近くのレンタルショップなどにコロンボがあるという方は、是非見てみてください。ちなみに今まで私が見てきたもののうちでのオススメは、第6巻収録の
『二枚のドガの絵』です。ラストシーンの衝撃はシリーズ中最高と言われています。

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