今日は朝から体調が最悪だった。
休む事もできないので
タクシー出勤。
いつものタクシー会社のタクシーに乗る。
タクシーの中では、いつも喋らない。
何かを考える時間。
なので、曲がる場所や降りる場所に気づかない時もある。
「今日は暑いですね〜、35度まで気温上がるそうですよ。」
今日もお決まりの言葉を運転手から言われる。
「そうですかー、そんなに暑くなるんですか〜」
と、普通に返し、それからは多くは喋らない。
でも、今日の運転手さんは違った。
唐突に「お客様は甘党ですか?辛党ですか?」
って聞いてきた。
何かあるな?と思い少し真剣に考えて
「甘党です。」って答えると運転手さんが
「実は飴がありまして、ニッキ、黒飴、ピーナッツ、ミルク、どれになさいますか?」
だって。
別に飴はいらなかったけど「黒飴ください。」って言った。
すると、黒飴2つといつものティッシュをくれた。
ティッシュもいつももらわないのですがね。
で、「辛党って言ったらどうなたんですか?」って聞いた。
すると同じ様に飴をあげるらしいんだけど
多くの辛党のお客さんは「ニッキ飴」に懐かしくもあり選ぶらしい。
その運転手さんによると、
飴のサービスをしよう!と決めて始めてみると
「飴があるんですがいかがですか?」と言っても
多くのお客さんは「結構です。」って言われたそうです。
他にのど飴も数種類用意しており、咳をしてるお客さんに
言っても断られるそうです。
特に男性一人の客がかなりやっかいだったそうです。
で、「どうしたら飴を受け取ってもらえるんだろう?」
と考えたそうです。
で、前記の「甘党、辛党」にたどりついたそうです。
これで、飴の受取率はすごく上がった様です。
道も覚えなきゃいけない。
お客さんに気分良く乗ってもらう。
タクシーの運転手としてはそれだけで充分なのに
飴のサービスをする。
しかも、その飴を受け取ってもらう為に考える。
最低限やらなきゃいけない事をやってればいい。
誰からもクレームが出なければいい。
そう思って仕事してる人が多いと思う
そう思って無くても結果的にそうしている人も多いと思う。
「己を律する」事ができない人が多い。
この運転手さんは「タクシードライバー」という仕事が
大好きなんだと思う。
仕事に誇りとプライドを持っていると思う。
一日何人ものお客さんを乗せ、一年に何千人ものお客さんを
相手に大好きな仕事にやりがいを持ってやっている。
俺達の仕事も同じ。
でも、この運転手さんと同じ想いで
仕事をしている人はどれだけいるだろう?
やりたい仕事をしているのに...。
仕事をこなしてないか?
俺も体調悪いって言ってる場合では無い!
と運転手さんに気づかされました。
そして、タクシーの中で何か考え事をするんでは無く
会話をしよう!
相手がどんな運転手さんでも。
人との出会いを疎かにしてた。
あたりまえすぎて、見えてなかった。
もう一生出会う事も無い人なのに。
タクシーを降りると体調は絶好調でした。
病は気から・・・。
運転手さん、どうもありがとうございました。
大切な事を気づかされました。

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