「次の交差点は信号を無視してやる」
会社帰りの運転中に俺はそう決めた。
なんでもいいからストレスを発散したかったのだ。
夕方の退勤時間で道はごった返しているが、それでも車はどこかへ向かって流れていく。その流れを俺の反社会的行為で滅茶苦茶にしてやるのだ。その光景を思い浮かべた俺は最近では珍しいくらい激しく勃起していた。
次の交差点は片側2車線から1車線になる交差点でいつもこの時間にはものすごい交通量になる。ここで大混乱を引き起こせばその快感は・・・。
目の前に交差点が見えてくる。お誂え向きに俺の車の後にはパトカーがいる。こいつの目の前で信号無視をしてやったらさぞかし・・・。俺の勃起した陰茎はいつの間にか先端から妙な粘液を分泌している。
運よく先頭で交差点の入り口にさしかかった俺は信号を全く無視して思いっきり足を踏み込んだ。
たちまちに起こる大混乱。
クラクションの音が交差点に響きわたる。
その音を聞きながら俺は思いっきり射精した。
俺はその快感に満足しバックミラーで後ろ様子を覗った。
後ろのパトカーの警察官は怪訝な表情を見せている。
その警官に尋問されることを想像した俺は再び勃起していた。
「さあくるなら来い」俺はさらなる快感を求めてそう思い、再びバックミラーに目をやった。
するとパトカーの後方から歩いてきたいかにもソノ筋の男が俺の車の運転席の窓を激しく叩きながらこう言った。
「オラワレどこに目をつけとるんじゃ信号はもうとっくの昔に青に・・・」

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