「鈴鹿クラブマン・ネオヒストリックレースvol2」
ネオヒストリックレース
今回のレースでは、クルマの調子が上がって来ている事もありセッティング以外の機関的な部分は触らない方針だった。昨年から、クルマの調子が上がらなかった事でレース前にいろいろと手を入れる事をしていたのだったが、それがことごとく裏目な結果に終わっていたからだ。
「土曜特別スポーツ走行枠」
明日9時スタートの練習走行の為に予選用セットを施し、クルマの清掃をして金曜日の練習は終わった。
明けて土曜日。三重県は、木曜日まで台風の影響があったものの予報では週末は秋晴れ。その予報通り、土曜日も朝から快晴だった。鈴鹿クラブマンレースは、土曜練習は特別スポーツ走行枠が設定されている。これは各クラス別占有走行で、走行時間帯も各クラス予選+決勝時間帯に合わせて行われる。国内の他のアマチュアレースで、これほどドライバーに配慮をしてくれているのは鈴鹿だけではないだろうか。ネオヒスレースはRSと混走になるので練習もRS+ネオの形態をとる。
「予選に向けて」
予選シミュレーションは、コースインから10周。コースイン直後からアタックモードに入り、途中でRSと遭遇した場合も考慮しつつ走行をすると決める。
気温17.4度 路面温度22.4度。午前9時前、RSの後方についてコースインを知らせるシグナルブルーをピットロードで待つ。コースインを知らせるシグナルがブルーに変わりRSから順にコースイン。ピッタリ、 RSの後方に着きながらアタックモードに。1Lap57,69、4Lap56,64、5Lap56,88と56秒台中盤は出るがタイムが上がって来ない。ここはジッと我慢が必要。6Lap56,54、7Lap56,32、8Lap56,72、9Lap56,53、10Lap56,57。7Lap目にベストタイムを記録。全体的にタイムを見て考えるられる事は周回数の中盤から後半にかけてタイムアップしている。1Lapの距離+ラップタイムが短い事もあって実際の周回数と感覚的な周回数にズレがある。そこで我慢が必要となる。周回前半でリズムに乗れないとタイムアップ出来ないコースでもある。ネオクラス他のドライバー達のタイムは57〜59秒台。現時点で1秒のマージンがある。やはり、東コースの練習量の差が出てしまっているのかもしれない。

「#23岩田選手 GRID」

「#16関野選手 WEST」

「#20安橋選手 東京R&D」
予定周回数10Lapを終わりピットイン。内圧を調整し、走行中気になったフロント部分の調整を行った。調整が終わり再びコースイン。
各部の調整かタイヤ特性かわからないが、1Lap56,04、2Lap56,14、3Lap56,49と56秒台前半が出ていた。走行中、フロント部分にあと少し違和感が残ったのでピットインし調整を施しコースイン。1Lap56,38、2Lap56,05、3Lap55,91が出たところでショートカットへのアプローチラインが若干ズレてしまいスピンアウト。残り3分でグラベルにハマってしまい練習終了となってしまった。やっと55秒台が出た事でセット的にも良い方向が見つかった事は大きな収穫だった。これで特別スポーツ走行枠1本目が終了。

「決勝を睨んで」
次は午後1時から最終枠。最終セッションは、決勝時間帯12時半に近く決勝セットの確認となる。午後になるとタイムアップは難しく、それよりもコンスタントラップを知り、エンジンの具合を確認する。
気温23.8度 路面温度32.8度。13:30分コースイン。まずは10Lap走行し、クルマの動き、エンジンの具合をチェック。タイムとしては4Lap56,44がベスト。56秒台中盤のタイムで推移していた。ピットインし、各部を調整する。一点気になる数値の調整が難しいものの想定内に収まっている事から、再度走行し様子を見る事に。後半は5Lap56,46がベストタイム。ほぼ56秒台中盤で推移。他のクラスも午後からタイムアップしてない事で、やはり路面温度上昇が原因だと思われる。
「不平等の中で光る」
これでレースウィークの練習は終了。金曜日からクルマ+ドライバー共に好調の流れが崩れなかった。モータースポーツはクルマという道具を使うスポーツ。故に、ドライバー+クルマのパッケージングが非常に難しいと思う。ドライバーにいくら速さとテクニックがあってもクルマの出来が悪ければ勝てない。逆に、ドライバーに速さとテクニックが備わってなくともクルマが良ければ勝ててしまう。という不平等なスポーツだ。だから、メカニックはクルマを速くする為にコツコツと仕上げてくれ、その性能をいかんなく引き出してくれるドライバーを求める。ドライバーは、自分のドライビングスキルは他に置き、速いクルマを欲してしまう。しかし、性能が劣るクルマをドライブし、クルマが持つボテンシャルを越えたパフォーマンスを引き出すドライバーもいる。それでも勝つには運が必要だが。その真の実力を認めてくれる、真実を見極める目を持つ人達もいるのだ。
さぁ、明日はレース。
クルマ+ドライバーのパッケージングが試される。
