
史上最強のライダーと呼ばれるバレンティーノ・ロッシ※が操るMotoGPマシンYZR-M1をべースにフルモデルチェンジを行い、名実とも世界最強のスーパースポーツとなった2009年型FZF-R1。
こちらがカウルを外した状態。重量物はできるだけ車体の中心へ集められ(マスの集中化)、まるで400ccクラスの様にコンパクトにまとめられ、ポジションもコンパクトになり、やや起きたライディングポジションとなり腰への負担がだいぶ軽減された。
今回のモデルチェンジで最大のウリはエンジンの刷新。
クロスプレーン型のクランクシャフトを採用し、不等間隔爆発(後述)によって、エンジンから発生する余計な振動やノイズがとても少ないため、世界一厳しいと言われる新騒音規制をクリアーしつつ最高出力145ps/11,000rpm、最大トルク 10.0kgf・m/10,000rpmというハイパワー維持できたのもコレによる所が大きいのかも!?

これが巷で騒がれているクロスプレーン型のクランクシャフト。
YZR-M1の技術をフィードバックしたモノで、隣り合う1番と2番、3番と4番のクランクピン位置をそれぞれ90度位相させ、4方向にクランク軸がオフセットされ、すべてのピストンの高さが違っています。
明らかに通常の等間隔爆発のクランクシャフトと形が異なり、270度、180度、90度、180度の不等間隔爆発※を行うための形状。これは慣性トルクの変動を軽減してエンジンの微妙なコントロール性を追求した結果で、エンジンから発生する余計な振動やノイズがとても少ないため、タイヤが路面をグリップしている状況が分かりやすくなります。
でっ、普通の等間隔爆発(インライン4※)との違いは…インライン4は上品な電気モーターの様な綺麗な廻り方をしますが、コイツはどちらかと言えば低速域からワイルドな鼓動を感じさせる廻り方をします。
※バレンティーノ・ロッシ(Valentino Rossi, 1979年2月16日生まれ )は、イタリア・ウルビーノ出身のオートバイ・ロードレースライダー。フィアット・ヤマハ・チーム所属。
ロードレース世界選手権参戦以来13年間で8回のワールドチャンピオンを獲得しており、『史上最強のライダー』との呼び声も高い。
※インライン4では、4気筒の場合:1番→3番→4番→2番の順に爆発(燃焼とも言う)します。等間隔爆発とも呼ばれる。
※不等間隔爆発とは、インライン4とは異なり等間隔に爆発を行わず、ほんの一瞬、爆発を休止する状態が発生する。これがドッドッと言う独特のフィーリングを生み出し、過去にあったV型4気筒の感覚と酷似している。

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