2008/11/30

BEHRINGER T1953  音楽制作機材
BEHRINGER TUBE ULTRAGAIN T1953は、長年に渡って同社のラインナップにある定番的な真空管マイク/ライン・プリアンプだ。

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詳細なスペック等はBEHRINGER社の製品情報ページへどうぞ。




BEHRINGER社はとにかく「安い」音響製品を作ることで、ここ十数年の間で急速に成長してきたメーカーだ。元来はドイツの会社だったが、今では全世界に展開していて、製造は当然中国(^-^;

音にこだわるミュージシャンやエンジニアの間では「ベリンガー使ってるの? ふ〜ん」と哀れみの混じった軽蔑の視線を浴びたりするし、ネット上の黄昏評論家諸氏にかかると「ベリンガー製品9台以上持ってるヤツは機材難民、10台持ってるのは社員」などと揶揄される。

ちなみにDr.青山が数えてみたら、本機T1953の他に、自宅用モニタースピーカー、ライブ用2chコンプレッサー、アクティブ4ch DIボックス、PA用ステレオパワーアンプと、合計5機種を所有している( ̄▽ ̄;)

さて、このTUBE ULTRAGAIN T1953だが、最初にお断りしておくと、28日に我が家に到着したばかりで、まだ「ちょっとテストしてみた」という状態。ちなみに購入価格をナイショで書くと(爆)

¥13,800!

もちろんヤフオクとかじゃなく、
正規販売新品の価格である!Σ(◎o◎;)

さらに嫌味ったらしく書いておくとメーカー希望小売価格は28,245円だ。

製品の外観上イチバンのポイントは4連のアナログメーターだろう。

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左側2個は各チャンネルのVUメーターで、レベル調整ツマミの右上にはピークインジケーターも装備している。このレベル調整は真空管回路でのゲインを調整するもので、使い方によっては-10dBの民生レベルと+4dBの業務レベルとのマッチング用にもなる。

右側の2個は各チャンネルの真空管回路によるエンハンス度合いを表す「warmth」メーターと、その調整ツマミだ。

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2Uのラックマウントボディ上部には「BEHRINGER」のロゴが彫ってあったが、これは上の写真の光の漏れ方で分かるように通気孔の役目を果たすパンチング加工になっていた。

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右側の下部にある電源スイッチはとってもオールドファッションドなトグルスイッチ(⌒_⌒)

メーターの横の窓から2本の真空管(12AX7?)が見えるようになっていて、スイッチを入れるといかにも真空管という感じで光る、、、が、実はコレがとんだ曲者だった。もちろん真空管のヒーターも光ってはいるはずだが、その光り方はパワー管でない限り赤いほのかなものだ。ところがコイツの光り方はVUメーターと同等、、、というかむしろ明るく輝いている( ̄▽ ̄;)

実はチューブの裏手から電球で照らしているようで、しかもパワーオン直後は暗くて、その後10秒くらい掛けて徐々に明るく灯っていくという小粋な(あるいは姑息な)ワザが使われているのだった( ̄~ ̄;)

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本体はガッシリしたスチール製の筐体で、フロントパネルは2.5mm厚のアルミ。底の部分には何故かクーリングファン用と思われる穴がすっぽり「空白」のままで開いている(^-^; いざというときには無加工でファンが付けられて便利、、、かァ??

内部は相当にスカスカのようだけれど、重量8kgとソコソコの重さがあるのは、電源に今どきとしては立派なトランスを使っているせいもありそうだ。

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フロント左側はスイッチとツマミが行儀よく並んでいる。左端のトグルスイッチがマイク/ラインの切り替え、次の列のスイッチがファンタム電源のON/OFF。上がチャンネル1、下がチャンネル2の2列構成で、次の列のツマミがマイク入力時のTrim(ゲイン調整)。ここにもLEDのピークインジケーターが付いている。

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フロントパネル中央付近のスイッチとツマミ。左のスイッチがフェーズ(位相)切り替え、真ん中のツマミがHPF(ハイパスフィルター)のカットオフ周波数調整で、12Hz〜350Hzまでの幅を持っている。右のスイッチはHPFのON/OFFだ。

で、肝心の音質はどうなのかというと、とりあえずCDプレーヤーからの音をアナログラインで入力して聴いてみた限り、まったく無問題(^-^; 具体的には、warmthを上げていくと明らかに音が変わっていくのが分かり、その変わり方はハーモニクスが強調されていくエンハンス効果そのもの。使い方によっては「イイ音」にも「抜ける音」にもなるだろう。warmthが0のときはS/N比もほとんど悪化せず、明白な色づけも感じられない。マイクプリアンプとしてマイクからの生音で試してみないと真価は分からないものの、他人から何と言われても卑屈にならずにすむ(^-^; 充分な品質を持っている製品だと思う。

何と言っても今ならかなりの安値で新品が手に入るこのアンプ、ライン入力に使えることを考えれば、普通のオーディオシステムの中で「超安い真空管式プリアンプ」としても使えるのだ。Dr.青山はオーディオインターフェースのマイク入力数の不足分をコレで補ったり、あるいはマイクプリアンプのキャラを使い分けるようなことを考えているが、とりあえずマイクプリアンプが欲しいという初心者でも、この値段なら納得して買いやすいのではないだろうか。
10

2012/4/9  14:35

投稿者:Tad
>平山和泰さん

申し訳ありません。投稿を見逃してしまっていて、お返事が今に
なりましたm(_ _)m

T1953はあ残念ながら現在製造されていませんので、記事のリン
ク先でもエラーになってしまいますね。今は
http://www.behringer.com/EN/Products/T1953.aspx
で詳しい情報を見れると思います。

入手方法は基本的に中古となりますので、ネットで検索すればヤ
フオクなどで出物があるかもしれません。

元々が安価な製品ですから、オーディオマニア的に期待すると裏
切られる可能性が高いです(^-^;


http://musicotasuke.web.fc2.com/

2011/12/23  10:03

投稿者:平山和泰
はじめまして。ブログを拝見して感動しました。
デザインもクラシカルで、管の音も楽しみです。
是非とも手に入れたいと希望していますが、よろしければ入手方法をお教え下さい。
突然のお願いで恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

2008/12/1  10:09

投稿者:Tad
>rabbitmoonさん

うげっ、実は最近FOSTEXのバックエレクトレットコンデンサー型ステレオペアマイクMC10STを買ったばかりです(爆)
だって安かったんだもん(涙)

http://air.ap.teacup.com/dr_aoyama/

2008/12/1  4:33

投稿者:rabbitmoon
今のべリンガーの位置は二昔前のFOSTEXを思い出します。w
それにしてもいくら円高とはいえ、真空管でこの値段は異常ですね。(^^;

2008/11/30  21:58

投稿者:Tad
>サダーさん

この真空管光らせワザ、きっと一生気が付かないで過ごす方も多いかと( ̄▽ ̄;A

実は今しがた、マイク2種類で自分の声を録ってみました。結果、色付けはあまりハデではなく、フツーに使える音でした。ただ、SNはあまり「良い」とは言えないレベルだと思いますが、それも問題になるのは相当にゲインを上げた場合で、通常使用では問題ない範囲だと思います。

http://air.ap.teacup.com/dr_aoyama/

2008/11/30  21:33

投稿者:サダー
真空管をじわーっと後ろから照らすって・・・なかなかやりますね〜。
真空管は中国での調達コストは相当低いのでしょうね。
やるなぁドイツ人。

2008/11/30  15:54

投稿者:Tad
>たこ爺さん

早速のコメントありがとうございます。mixiからメッセージしときましたので、そちらをご覧ください。

作りはしっかりしているようです。あとはパーツの品質ですが、この会社のポリシーとしてそう簡単には壊れない製品作りがあるので、まあ、期待はしてます。Mackieのミキサーなんかも、国産の同等品に比べてはるかにタフですよ。初代1202なんていまだにガリ一つ出ません。

http://air.ap.teacup.com/dr_aoyama/

2008/11/30  15:22

投稿者:たこ爺
新しい機材ってワクワクしちゃいますね。僕はマイクプリとしてはdbx376を娘婿から借りっ放しで3年経ちます。インプットゲインのツマミにガリが出ちゃって殆ど使っていませんが、ヤッパ返すときは修理しなきゃと思いつつも、このまま借り続けて自分の物にしてしまおうと言う作戦でした(笑)。しかしTUBE ULTRAGAIN T1953は、しっかりした作りのようですね。使いやすそうですし。2chだし。

ところで¥13,800ってのはメチャ安なんですけど、差し支えなかったら購入先をコッソリ教えていただけませんか?。

購入したらdbxは婿さんに「ガリ出て使い物にならなかったよ!」って返すつもりです。・・・3年も使っておいてヒド過ぎますかね?!

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