堪えきれずにプロローグだけ書いてしまった
単発物第一弾です。
4ヶ月後に続きを書きます。
それまでは貼りっぱなしです。
「Wild Word Worldwide」
法則その0 前置きの長い話ほど本題はどうでもいい
「明日世界が終わるとしたら、あなたは何をしますか?」
という風な文句が帯に書かれてある小説は、十中八九、あと一週間かそこらで滅びる世界を舞台にしている。
いや、こう言うとなんか大それた法則のように聞こえるけど、実際はただの経験則だ。
帯にそう書かれていたらそういう小説だし、そういう小説はすべからくそういうふうな帯に包まれている。必要十分条件。
僕はあまり本を読まないけど、そんな感じの小説はよく目にする。累計したら、一年に百冊くらいは刊行されてるんじゃないだろうか。よくもまあ、ネタが尽きないものだ。バリエーションもへったくれもあったもんじゃなかろうに。そういう小説だけを専門にした文学賞とか作ってもいいんじゃないだろうか。賞の名前は・・・うーん、文学賞は大抵、大作家の名前からとるからな・・・。いや、文学賞に限らないか、ノーベル賞ってのもあるし。まあとにかく、「滅びる世界が舞台の小説」といって一番最初に思い浮かぶのは・・・伊坂幸太郎の「終末のフール」だろうか。大分古いけど。うん、あれは面白かった。ということで名前は伊坂賞に決定。
今あげた「終末のフール」もそうだけど、その手の小説の中で、世界が滅びる原因というのは、古今東西、「小惑星の衝突」と相場が決まっている。マイナーなところでは「核戦争」というのもあるけど。いやいやそれにしても、そうそう都合良く天体が衝突するのかよ、とか思うけど、その辺は万有引力の法則、まるCニュートン、によって天体どうしが引力を及ぼしあってなんとかなるんだろう、多分。
「一万回に一回しか起こらない不幸は、一回目に起こる」
というマーフィーの法則もあるし。(ところでマーフィーってどんな人物だったんだろう?)
そういえば、幸いにして僕はまだ巡り会っていないけど、世の中には「ハッピーエンド以外は認めない」という中々に了見の狭い主張をお持ちになる方々もいるらしい。そういう人々はこういう小説を読まないのだろうか。
・・・あれ?世界が滅びるのって別にバッドエンドではないのか?どうもその辺が曖昧だ。
『たとえ明日世界が滅びるとしても、君と一緒なら恐くないから。』
みたいな寒気MAXの終わり方をすれば、まあハッピーエンドと言えなくもないのだろうか。
さて、ではここで、一番最初の質問に戻ろうか・・・なんだっけ?ああそうだ、
「明日世界が終わるとしたら、あなたは何をしますか?」だ。
まあ人間たるもの、こういう予定調和の質問に対する答えは常に用意していないといけない。まずは回答例をあげてみよう。
『好きな人とずっと一緒にいる』
・・・うん、当たり障りのない答え方だ。次。
『ポイフルをしこたま食べる』
これは、笑いを取るのに必死な中高生が使いそうな回答だ。
まあさっきの偽善ぶったヤツよりは幾分かマシだろう。彼らの世界では、笑いの取れない人間は排他されるのみだ。
とかなんとか言いながら、実は僕は今、この質問に対する「気の利いた回答」とやらを頭で必死に考えているけど、はっきり言って足がかりすら掴めていない。やっぱり、自分が分かっていないことを他人に聞いちゃいけないってことか。まあこの物語が終わるまでには、なんとかそれらしいのをでっち上げられるだろう。
とまあ、前置きが随分と長くなってしまったけど、とどのつまり、
僕の世界は、明日終わる。

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