きょう、日本でいえば日経新聞に相当する経済新聞「Børsen」が、政府と労働組合、雇用主組合が、年間の祝日を2日削減することで合意した、と書きました。他のメディアも一斉に追いかけました。労働組合側の主要組合委員長は「根耳に水」としましたが、与党や雇用主組合はノーコメントで通したところからみるに、あながち虚構ではなさそうです。
削減の趣旨は、不況が続くなかで、デンマーク人はもっと働くべき、ということから、祝日に手をつけてみようということでしょう。残業はまずしない週37時間労働で、かつ年間6週間は確実に休む権利を有するデンマーク人。祝日でなければ休めないという日本人とは違って、祝日が2日なくなったところでたいしたことない、というわけです。
ただ、デンマークの祝日は国教であるキリスト教の行事にちなんでおり、教会側は当惑を隠せません。休みが多いとはいえ、やはり休みを減らされるのには生理的な反発もあります。与党の支持政党や野党も反発しているところから、どうやら今回の特ダネは、観測気球のような気がしますね。でも、デンマーク人は、現在の不況からすればもっともっと働いてもいい気はします。

1