「観て損はしなかった、あくまでも個人的には、ですが 「リザレクション」」
観た!
断っておくと、もちろん駄作、失敗作なのです。
中盤、見ているのがつらいほどだれるし、序盤はおそらく作ってるほうもなにがやりたいのかまるでわかっていなかったのだと思う。
それでも、荒削りな魅力を感じてしまう。
(オチにも触れてるネタバレですが、ま、本編をご覧になることもないでしょうから読まれても問題はないかな(^^♪)
それでもいいという人は続きを読んでね
作品全体から受ける印象は、「フィルムコンテストで優勝したシロートが、その受賞作(10分のビデオ)をもとに長編にしました;これもコンテストの副賞です」みたいな感じ。チカラ入れるところ、とことん間違ってるよぉ、みたいな。
っで、この監督、韓国のアングラっちゅうかインディーズっちゅうかではそれなりに有名らしい。付け焼刃の知識なんでこれ以上は書きませんが。
ともあれ作品のはなし。
確かに映像面では「マトリックス」のパクリはあるんだけれど、物語としてはあまり意識はしてないでしょ、これ。
おそらくは「マッチ売りの少女 ハッピーエンドVer.」というアイディアが最初にあったんじゃないかな。だからその部分だけ抽出して振り返ってみると、意外とまともなんですわ。
誰のリクエストかはわからんけど「派手なアクションたっぷりね」ってんでわけのわかんない登場人物をいっぱい出しちゃったもんだから収拾がつかなくなっちゃったけど、もっとスリムにしたらそれなりの一本になったかもしれない。
ことにラストのイメージはなかなか秀逸。
電脳界を舞うチョウ、それを狙う少女・・・・ そう、チョウは予測不可能性(=バタフライ効果)あるいは不確実性(=量子論)の象徴。だから少女の放った弾がチョウを粉々に砕いても、その破片は無数のチョウにかわるだけ、ノイズを破壊しても結局はより多くのノイズが生まれるだけで秩序は戻らない・・・・
だが最後の最後に少女はチョウを射抜く。消えていく世界、そして・・・
どことも知れぬ波打ち際。赤ん坊と遊ぶ少女、幸せそうに見守る主人公、あの赤ん坊は二人の子供なのか。ここは現実なのか虚構なのか・・・・
繰り返しますが駄作ですからね。あくまでもそれを踏まえたうえでですが、荒削りな原石のような魅力を感じてしまう。
そしてちょっとコワいけどこの人の別のシャシンを観てみたくなる。
って、そんな自分が一番怖いんですが(~_~;)。
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