「 東京都べっち方 ススワタリご一同様 「となりのトトロ」」
観た!

初めてトトロを観たとき、マジで声を上げてしまった。
「うへっ(あれ、うちにいた!)」
マックロクロスケ、ほんとにうちにいたんだよぉ・・・ よくて「熱心なトトロ信者が映画の宣伝をしとるわ」というのが周りの反応だったが。
ススワタリ・・・ 天井の隅っこのほうに、なんか黒くてサワサワしたものが集まっていて、で、視線を向けると散ってしまう・・・ ああ、宮崎さんも見ていたな、とぴんと来た(実際はどうか知らない)。
もちろん生理学的に説明をつけられることは知っている。だが重要なのはそんな客観的な話ではなく、主観的な事実、体験なんだ。
まいたタネが、ずん、ずぅんとのびることも知っている。さすがに木になるまでは見たことないけど、これは大人になってからも経験した。
自然と人間、あるいは人工というとどうしても対立項、よくて共存しましょう、という話になってしまうが、忘れちゃいけないのは人間も自然であること。ま、方便として、便宜的に自然物人工物って区分けは必要だけど、そのさかい目は、と目を凝らすと見えなくなる、まるでマックロクロスケみたい。
「身近な自然」というと里山か、もう少し近くで公園の雑草、時にはコンクリの割れ目から生えてきた草をイメージするけど、忘れちゃいけない、お風呂場のカビ、じゅうたんのダニなんかもとても身近な生態系。別に駆除しちゃいけませんなんてオウムみたいなことは言いませんが、“自然”を探しにわざわざ靴を履いて出かける必要はありませんよって話。
もちろん里山の環境は大事だし、大好きですがね。
大人になるとトトロたちが見えなくなる、ってアチキもそう思っていた。そうかな、ほんとうにそうかな?
実は今でも見えていて、ただ名前をつけちゃったり、新しい名前にしちゃったり、そのせいで見えないと思っているだけじゃないかな。
この映画でススワタリと再会して以来、何度も観かえし、そのたびにこんな感想を強くしてきました、とさ。