(以下ツタヤDISCASレビューより再録)
第一巻
大友作品だと思うと、つい肩に力が入ったり、予想を裏切ってもらえるのではという変な期待感に満ちたりする(っで、「スチームボーイ」のように肩透かしを食らったりする)。
ま、これはカップヌードルのCMですから。良くも悪くも大友ワールドから毒気以外のエッセンスを抽出した仕上がり(だと思う、最後の最後にどんでん返しがあるか?)。
ちょいと残念なのが、本当に憎たらしい敵役が出てこないこと。もしくは体制側が、まこと市民の幸福を願う「無機的な善意:管理者」にもなりきっていないことかな。
1巻目はやっぱドライブ感に酔いましょう、単純に。
**以下はネタバレありです**
**だからぁネタバレありだよってば**
第二巻
某xxhoo!動画で7月20日から23日まで4が配信されますねぇ。アチキもそのために予習ってか、復習。
絵はいいね、やっぱり。特に終盤、月面での赤いヤドカリみたいな追跡ロボットとの文字通りのデッドヒートはすんげぇ。
でもね、お話があまりにも直球過ぎるんだよなぁ。特にライバルであるタイラとあんなに簡単に仲良くなっちゃっていいわけ?? EDENの支配をめぐる陰謀もありそうでなさそうで、イマイチ緊張感がないな。
舞台設定にもちょっと「?」。たとえばEDENの「夜」になると「中」に入らなきゃいけないのだけど、大体夜ってドームに投影された映像だし、中といっても「外」がドームの「内側」なんだからね、あんまし意味がない。きっと支配、管理上の意味があるんだろうけど、それをにおわせる伏線もない。
・・・と、ぶーたれちゃいるけど、テンポもいいし、絵もいいし、次は3巻だぜ!
第三巻
2巻のレビューでも書きましたがxxhoo!動画での配信が始まりましたね。アチキも早くこれを書いて観なくちゃ、FREEDOM4。
さてその2巻のレビューではこき下ろしてしまったこの作品、確かに3巻でもお話はド真ん中ストレートではありますが、それがいいんだな、かえって。ちきしょッ。
CMで放映されちまってるからネタバレにはならないでしょうが、主人公たちは月からロケットで打ち上げられるわけですな。そこにいたるまでのハラハラドキドキが、まぁ、あきれちゃうくらい王道。あそこまで堂々とやられたら感動しないわけに行かないジャン。そのためにも、キャラ設定などにあまりひねりがなかったのね。
直球勝負が作品として正しいのかどうかは別として、ジュブナイルSFとしては正しいカタルシスです。
文字通り打ち上げちまったんだ、おもしろくしてくれよ!