「中信緩和ケアセミナー2009in信州大学医学部附属病院」
出来事日記<仕事系>

今日と明日の2日間、信州大学旭研究棟(長野県松本市)で「中信緩和ケアセミナー2009 in 信州大学医学部附属病院」がおこなわれています。医師が約30名、看護師など医療者が約10名。それをファシリテーター(講義や進行補助)17名、主催後援3名、事務局6名と、大勢が支えます。
<1日目>
私もファシリテーターの一人として参加しています。2週間前の
船橋の指導者研修会で学んだことが、早くも役立ちます。朝10時に集合して念入りに打ち合わせをおこない、12時半から参加者受付、午後1時から濃密なセミナーが始まりました。
セミナーの内容は、順序は違いますが
2週間前の「指導者研修会」1日目2日目と同じです。
ただ講義をするだけではなかなか身につかないので、

3人一組になってロールプレイ(患者さん役や医師役になって臨床で想定される場面を演じてみる)とか、

下手な病気の説明のビデオ(もちろんわざとやっている)を見たり、お手本となる病気の説明のビデオを見たりと、さまざまな工夫がされています。また、講義の途中でも「どう思いますか?」などと突然マイクを向けられるなど、適度な緊張感を持ってセミナーは進んでいきます。

今日の最後のセッションでは、地域でどのように緩和ケア体制を構築していくかという課題を、8人ぐらいずつのグループに分かれて考えました。最後に夕食を食べながら、各グループに検討した内容を発表してもらいました。私はそれを書きとめる(ワープロ打ちする)係になって、画面に表示されるスライドに発表内容をビシバシと(それほどでもない?)打ち込んでいきました。
午後8時に1日目のセミナーはすべて終わりましたが、ファシリテーターはその後、1日目の振り返りの会をおこないました。良かった点、反省点、次におこなう時にはこうした方がいいのではないかと思う点などたくさんの意見が出され、終わったら午後9時になっていました。

とても1時間以上かけて家に帰る余力はないので、松本駅近くのホテルに泊まります。明日は自分が講義をするセッションもあります。これからもう一回プライベートリハーサルをして寝ます。
<2日目>

今朝の新聞に、セミナーの1日目の様子が載っていました。
←これは信濃毎日新聞で、

こっちが市民タイムズです。「早期がんに緩和ケア」というのは、ちょっとニュアンスが違うかなあ。「がん早期にも緩和ケア」とかの方がいいのではないかと思います。

今日1日の流れを説明した後、早速9時10分からセミナー再開です。スライドを使って進める講義が多く、部屋を暗くする必要があるので、朝からこんな感じ。

会場がある建物9階のラウンジから西側を見た景色です。休憩時間にはこの景色を見ながら、用意されているコーヒーやお菓子を口に入れて休みます。外の空気が吸えないのは、ちょっと残念。

8人一組になって、ある症例(患者さんの仮想例)について、どのように評価してどのように対応すればいいかを、みんなで考える時間もあります。グループによって「同じような患者さんが来てもすぐ動ける」議論ができるところもあれば、なかなか話が進まないところもあります。停滞、混乱、脱線が強いようなら、ファシリテーターがうまく流れるように助け船を出します。

今回は5グループでしたので、それぞれのグループに短い時間でしたが討論内容を発表してもらいました。ホワイトボードも5枚用意しておきました。

私の担当は「呼吸困難」でしたが、2日目の午後でだいぶ疲れもたまっている時間帯。というか、年末年始明けの週の月曜日から金曜日まで、人によっては土曜日の午前中も働いたのに続けて、土曜日の午後から日曜日の夜までセミナーですから、疲れないわけがありません。でもせっかくやるからには寝ないで学習して欲しいので、4人グループで考えてもらう時間を作ったり、机は置かないようにしたり、みんなの中に入っていって質問したりという寝させない工夫も、少し割り増しで入れてみました。

午後6時を過ぎて、ようやくすべての講義や演習が終了です。修了式では車座に座ってもらい、一人一人に感想を20秒ぐらいずつ述べていただきました。

信州大学医学部附属病院の小池 健一院長から、代表に修了証が渡されます。今回の修了証も、医師の受講者に関しては厚生労働省のハンコがついてあります(教育を行き渡らせると国が決めたのが、とりあえず「がん診療にかかわる
医師」のため)。
午後6時半頃に、ようやくすべての日程が終了しました。休み時間を除いても、正味約15時間。疲れていようとも寝ていられるような時間はほとんどなく(それでもウトウトする人はいましたが)、皆さん大変頑張っておられました。本当にお疲れさまでした。
翌日がお休みの日で良かった。仕事の人もいるでしょうけど。
受講者の皆さんが帰った後、ファシリテーターは2日目の反省会です。2日目もかなり細かいところまで、これで良かったかどうかを検討し、良くなかったところは次のセミナー(他の病院でやるものも含めて)の時にはどう改善するかも話し合います。すべてが終わったのはほぼ8時。ファシリテーターの皆さんも大変でしたが、お膳立てをして下さった事務局の皆さんも、お疲れさまでした。ありがとうございました。