がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
(↓平成21年4月より↓)
愛和病院(長野市)副院長
諏訪中央病院非常勤医師

カレンダー

2009年
← July →
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

カウンター

  • 本日のアクセス  
  • 昨日のアクセス  
  • 総アクセス数      
RSS
投稿者
メール

 
コメント
URL
コメントは新しいものから表示されます。
コメント本文中とURL欄にURLを記入すると、自動的にリンクされます。
投稿者:hirakata
christmasさま、こんにちは。お久しぶりです。

眼鏡を壊して差し歯を折るって、こりゃなかなかですね。車運転してたら命にかかわる事故になりそうな。

今はなんだか毎日大きな仕事が(もちろん医者としての)積み重なってきます。そういう流れの時みたいです。ここまでしばらく、それなりには忙しかったけど医者人生の中では穏やかな、平和ボケ気味だったかもしれないので、気を引き締めて頑張ります。スピードの変化は比較的自由自在に変えられるのが長所だとは思っていますが、10年前に比べて10歳としをとったこともきちんとわきまえながら進んでいきたいと思います。年取ったなーと思うことが多くて。
投稿者:christmas
hirakata先生、それはちょっと危ないかも…(^^;)。
 生きてるって奇跡の連続だよなと思うほど仕事しまくった私は、自動ドアに顔を突っ込み、眼鏡を壊し、刺し歯を折ってしまいました。取っ手に書かれた「手で押してください」の小さな文字が疲れてかすんで見えなかった(T*T)。今ならこの程度で済んでよかったと思っています。
 先生の場合は薬品やら機具やら、間違ってはいけないものの取扱いの連続でしょうから心配です。
投稿者:hirakata
15日は諏訪湖の花火大会が行われました。

15日の夜、仕事が終わらずに病院にいて、外では「ゴロゴロ」と雷のような音がしていたので「諏訪湖の花火大会の日なのに、雨が降ったらかわいそうだなあ」と思っていたら、なんと直線距離で8キロぐらい離れている諏訪湖の花火の音でした。

今年は夏休みがまだ取れないし、茅野の花火も諏訪湖の花火もそれ以外の花火も楽しめてないし、病院を離れることが難しい状況が続いているし(何せ「部下なし」部長なものですから、責任は重いけど全部一人で背負わなきゃ)。時々、生きてるって奇跡の連続だよなと思います。危ないかも。
投稿者:hirakata
通りすがりの医師さま、こんばんは。
ほんとにエントリとは関係ないですねー。それはさておき。

日本電波ニュース社の真々田さんとは以前お会いしたことがありますが、真摯で熱い、是非生き残ってほしいメディア人です(テレビ局の発注でニュースソースを作るのは、今は経営的に非常に苦しいらしいです)。

真々田さんの指摘はそのとおりだと思うんですが、実は医師の中でもいまだに「このままにしておいたらまずい」と気付いていない人の方が多いのではないかと思うんです。集団となって危機を訴えるには、医師の中での危機感が十分育っていない。それが、客観的に見て「危ない状況」と感じた真々田さんには、情けなさを感じさせたのではないかと思います。

もう一つ、医師は集団になって物を言うのが苦手な人が多いのかもしれません。医師は常に個人で個人を相手に仕事をすることも、関係があるでしょうか。私も、これはおかしいと感じ始めたのはずいぶん前ですが(2005年に出した私の本「がんになっても、あわてない」にも日本の医療が厳しい状況だということは書いてあります)、ブログでは発言してきましたが、集団で「おかしいだろう」と発言することはしてきませんでした。しかしブログなどを通じて次第に人のつながりができつつあり、集団として発言・発信していく機会も今後は急速に増えていくのではないかと思っています。

医師が集団になって発言するようになって、またマスコミに叩かれるようなことにならなければいいなと、そのへんはトラウマになっているかもしれません。それぐらい、マスコミによって作られた「医師悪者像」は世の中にきっちり刷り込まれているように思います。本当は金儲けなど眼中にない、真面目で努力家で優しく協調的な医師がほとんどなのに。
投稿者:通りすがりの医師
エントリとは直接関係ない話題で申し訳ありません。以下は日本電波ニュース社部の真々田弘氏のNPO「医療制度研究会」の8/9の夏季研修会での発言です(CBニュース)。社名がちょっとアレですがw、NHK、日本テレビ、読売テレビ、テレビ朝日、フジテレビの番組を手がけている歴史ある会社のようです(「日本で初めてのテレビニュース通信社」との事です)。耳には痛いですが彼の意見は傾聴に値すると思います。医療系ブロガー、ブログにコメントされている皆様はどう感じられますか?

真々田氏によると、取材を続けるうちに制作スタッフは医療者の現状を理解していった。視聴者目線ではなく、医療者側の立場で番組を作ろうと意識が変わり、テレビ局のスタッフも番組の放送直前になって「医療と裁判は相性が悪い」と理解した。
当初は視聴者からの批判を懸念していたが、予想外に反応が良かったという。(中略)『こんなに医者が頑張っていると知らなかった。もっと伝えてほしい』との感想があった」と紹介した。(中略)「5、6年前に比べ、潮目が変わっている。視聴者は『自分たちが医療を受けられなくなるかもしれない』と皮膚感覚で感じているから、こういう番組が受け入れられるようになってきた。医療者が発する言葉を視聴者が待っている。医療をどう守っていくかの提言を番組として出したが、困っている。取材をする中で、個々の医者が頑張っている姿しか見えず、医療者の集団が見えてこないからだ。(中略)誰の声を聞けばいいのか。集団としてのまとまりのなさに、ある種情けなさを感じる。日雇い派遣(の業界では)制度を見直させている核となる人間の数は1000人いないかもしれないが、声を上げて政治を動かしている。(中略)医療が悪くなっていることを伝えてこなかったわたしたちは『マスゴミ』と呼ばれても仕方がないと責任を痛感する。では医療者は何をしてきたか。現場で毎日が厳しくなり、医者が足りなくなっていると、医療界全体として発言してきたのか。医療を今後、どんなものにしてほしいか、医療界が知恵を集めて提言してきたことがあったか。(中略)今がチャンス。メディアも変わりつつある。医師のつらく苦しい現場が開かれれば、わたしたちは入る。特に今は視聴者が求めているから発信できる。医療者は総意や知恵を集め、何らかのアクションを起こしてほしい。わたしたちはそれを支えていけると思っている」