がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
Yosyan先生のブログ「新小児科医のつぶやき」にも、前回と同じ「収支差」を用いても、このデータの出し方は実感とは大きく違うというきれいなまとめが書かれています。
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20071027
投稿者:hirakata
道標主人さま、おはようございます。
ブラック・ジャック・ザ・カルテの長島先生の他にも、平成17年6月におこなわれた「医療経済実態調査」のデータの出し方には、いくつかのブログやホームページで「これはおかしい」と反証がなされていますね。

今回はそこを考えて開業医の「給与」を出してきたんでしょうが、開業医の収入が予想以上に多くなかったので、「開業医が儲けている」ことにするために四苦八苦して記事を書いている記者の苦悩が透けて見える記事になってしまいました。

Skyteam先生のブログ「東京日和@元勤務医の日々」では、つい最近日本医師会がおこなった調査の結果も、取り上げられていました。
http://skyteam.iza.ne.jp/blog/entry/362816/
それによると、開業医の手取り収入は1070万円となっています。手取りですから税引き後で、これも比較がしづらいんですが、このデータを見て開業医の年齢と働きぶりを見れば、国民は「もっと開業医の診療報酬を下げろ」とは言わないはず。
投稿者:道標主人
追記です。

フラック・ジャック・ザ・カルテの長島公之先生が、この手の勤務医と開業医の「収入」を比較する政府発表やマスコミ報道の誤謬を指摘していらっしゃいます。
http://www.docbj.com/
グラフで見る診療所(開業医)の収入 新聞報道 開業医黒字、月228万円 のトリック
http://www.docbj.com/iryohi/kaigyoui.html

http://guideboard.wordpress.com/
投稿者:hirakata
腎臓内科医さま、道標主人さま、christmasさま、皆様適切なコメントありがとうございます。

この記事は世論を誘導する明確な意図があって書かれています。逆にいえば、診療報酬引き下げには日本医師会などの強い反発が予想されるので、今回はこれぐらいのごり押しをして国民を中医協側につけないと、引き下げが難しいと考えているのかもしれません。

もうこの時期ですから、記事に対する反応をうかがって「反発が多ければ引っ込める」可能性は低いでしょうね。ほんとに下げればある程度以上の年齢の開業医はどんどん店をたたむと思いますが。
投稿者:christmas
 皆が読むから私も何となく日経新聞を読んでいました。すっかり誘導にはまっていた気がします。その道のご専門の方が見ると全く別モノになるのですね、驚きました。
 新聞の文章は、「〜とのこと」とか「〜など」とぼかす表現が多いです。薬の副作用についてなら、「毒性はない」ではなく、「人体に影響はないと言う」というように、「誰」が言ったか実際は記載がないことを発見しました。遅いけれど気がついてよかったです。
投稿者:道標主人
こんばんは

冷静的確な分析と論説、有り難うございます。

この時期のこの記事は、すなわち中医協で診療報酬のパイの切り分けが始まる頃に、必ず出るのがこの系統のアドバルーン記事です。しかし今回は、開業医の診療報酬を下げてくるでしょう。

http://guideboard.wordpress.com/
投稿者:腎臓内科医
同感です。論理的な反論に感服いたしました。

昨年でしたか、例の八代氏が「給与格差をなくすのは簡単。正規雇用者の賃金を非正規雇用者のレベルに下げればいい」と言っていたのと同じ論理です。

日経は医療事故報道では他紙と比べて冷静でこれは評価しますが、こと医療費問題になるとク○です。所詮、経済財政諮問会議のPR紙です。