がんになっても、あわてない

 という本(朝日新聞出版)を書いた医者の、なんでもブログ。

 
医療関係者向け資料集「緩和ケア医のらくがき帳」も、よかったらどうぞ。

プロフィール

平方 眞(ひらかたまこと)
 緩和ケア医師
愛和病院(長野市)副院長

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投稿者:hirakata
きさらぎさま、おはようございます。

そういえば緒方記者は週刊誌記者とかではなくて、医療ジャーナリストでした。医療ジャーナリストはインパクトファクターや利益相反について、それを使いこなす側ですから、「詳しく知らない」はあっても「全然知らない」はあり得ないですね。若いのに閑職に追いやられているならあるかもしれませんが。

鉄の三角形が世の中を不幸にしているという本は、そういえばそれらしい本を私も何冊か買って読んだことがあります。世の中にはどのような話があるのか知りたくて。お金儲けが何より大切な人たちの思考は理解できないので、騙されたり巻き込まれたりしている部分はあるのだろうと思っています。今の経済構造の中では、ある程度巻き込まれないと医療経済が回っていかないので、仕方なく乗っかっている(あるいは意識していない)医者がほとんどだと思います。積極的に加担している医者ばかりだと言われれば、それは違うと思います。鉄の三角形を主張する人たちは、全員がグルだと言いたがるんですけど。
投稿者:きさらぎ
hirakata先生、こんばんは。

真藤医師と医療ジャーナリストの緒方氏との会話のなかで、利益相反の明示やインパクトファクターが話題になっていますが、医療ジャーナリストの緒方氏がこれらのことを知らないという設定で話を進めているのは、不自然ではないかと思いました。

また、「製薬会社・医者・メディア(医学雑誌)の“鉄の三角形”が医学界と医療を支配している」という点ですが、この点を追及する書籍がいくつか出版されていることを知っています。ただし、基礎医学・臨床医学・社会医学のすべてが支配されているわけではないと思います。

お金もうけや名声を得ることに邁進してしまう方もいるかと思いますが、多くの方は真面目に一所懸命に治療や研究に取り組んでいると感じています。
投稿者:hirakata
カルストさま、こんにちは。

グラフの形が「上に凸だと人為的」というのは、近藤誠氏が「なんとなくひらめいて」しまったのだろうと思います。で、いくつかのグラフを見ているうちに「これは正しい」と思い込み、十分な検証をしないで公言するようになったのかなと。勝手な想像ですけど。でも以前よりは「自説のゴリ押し」をこのマンガの中ではしなくなってきている気がします。

さてバブリチモは、現在の話として書いているようなので、読者にきちんと「架空の話なんだな」とわかるように描けるのかどうか、注目しています。風評被害を招くような描き方をすれば、製薬会社だって黙っていないんじゃないかと。

これまで「夢の薬」と持ち上げられて、使ってみたら効果が期待ほどでなかったり、副作用が予想以上だったりして残念な結果になった薬は、たくさんあります。たいていマスメディアが「夢の薬」って言ってたんですけど、副作用が出るとメディアは製薬会社や医師や国を叩きます。勝手なもんだな、誰かのせいにしないと気が済まないんだなと思います。バブリチモはどんな位置づけにするのかはわかりませんが。

このマンガでは、医学論文の信頼度はとっても低いような書き方をしていますけど、製薬会社が抱え込んで書かせたり、社員が書いたりした捏造論文で売り上げを増やした会社は、日本の医療界では徹底的に軽蔑されますよ。ずるい売り込み方をする会社も。うまい汁を吸っている医者がいるかもしれませんが、ほとんどの医者はそんな世界とは無関係だと思います。
投稿者:カルスト
hirakata先生、こんばんは。

グラフの凹凸の件は、私も変な理屈だなと思ってました。何よりも、凸になっていると人為的改変があるという根拠を何も示してないので、全く説得力がありません。そうそう、私の目にも、グラフが上にふくらんでいるようには見えませんでした。なんだか、書いてることがどんどん牽強付会になっているように思えます。
今回取り上げている抗がん剤の話は、何をモデルにしているのか分からないのでなんとも批判のしようがありません。ただ、研究に産業界のお金が入ることの是非は、医学に限りませんね。ならば、産業界のお金が一切入らない研究が理想的なのかというと、私はそうとも言えないと思います。例えば、自分の会社だけでは難しい研究を、大学の力を借りて行うこともあるでしょうし。
原作者は、企業のお金が入った研究は全て問題があると言いたいようですね。私も昔は似たような考え方でしたが、最近はこういう考え方の方がよほど偏った、問題のある見方じゃないかと思うようになりました。
しかし、医学論文を鵜呑みにしちゃいけないんだったら、医学論文にもできないがんもどき理論はもっと鵜呑みにできないんじゃないかと思いました。
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