高倉健主演 チャン・イーモウ監督・製作・脚本
漁師 高田剛一は義理の娘より 息子健一が癌であることを告げられる
父と息子は十年以上 疎遠になっており健一は父との面会を拒否する
剛一は一本のビデオテープを渡された
その中に健一の想いが込められていました
健一は雲南省で民族的芸能を研究するために
多くの舞踊をビデオに収めていましたが
唯一 舞踊家の第一人者李加民の仮面劇「千里走単騎」
の撮影していなかった 健一は今度来た時に撮ると言い残していました
剛一は息子の意思を汲み 今では撮影に行く事が出来ない息子に代わり
言葉も解らない雲南省に出かけ 撮影をしようとするのです
高倉健さんの為の映画で チャン・イーモウ監督もそれをいかに見せるか
興味のある作品でした「HERO」「LOVERS」で華麗な映像を見せた監督が
地味な題材をどう取っていくのか? 健さんの役どころはどうなのか?
全く思いとは違った作品になっていました チャン・イーモウ監督は
独特な映像、脚色する事が得意なのでこの映画もそう思ってましたが
実にドキュメンタリー映画であるかの様に足しても引いてもいませんでした
それが実に不器用だけど誠実な健さんの役にあっています
石頭村の李加民の子揚揚を通じ 自分の息子との関係を振り返る
服役中の李加民に揚揚の写真を見せる 父と息子の繋がりを確認する
遠く離れていて 息子を思う親 親を思う息子 この旅を通し
確執のあった親子の関係が和らぎ 穏やかな安らぎを覚えます
雲南省の荒涼とした風景と民族慣習 心の旅に出かけたくなります