「エイリアン・ネイション」
監督/グラハム・ベイカー
出演/ジェームズ・カーン、マンディ・パティンキン、テレンス・トランプ、他。
昨日、「キャリー2」と一緒に、この「エイリアン・ネイション」を借りました。
この映画も僕の中では「隠れ名作」でありまして、ちょくちょく借りております。
はっきり言って、このDVDジャケット、
何のこっちゃわかりません。
フツー、ジャケットって、主役の顔とか映ってるものですよね。主役どころか誰?そしてこの場面は何?
このあまりにも心ないジャケットのせいで、素通りしていく方、絶対多いハズ。
知らない人の為に簡単にこの映画の事、書こうと思います。
●ジャンル・・・「刑事モノ」。
いわゆる、
「バディ・ムービー」と呼ばれる類の、凸凹刑事コンビのお話。
で、このバディ(相棒)なるものが、やたらにお喋りでJBのモノマネが上手い最近すっかり影が薄くなった某黒人でも、自殺願望のあるブチキレはみだし刑事(元マッドマックス)でもありません。
ていうか人間ではありません。
宇宙人。
たいてい、カタブツで、やさぐれた老刑事と無理矢理コンビを組まされるのは、若くて上昇志向が強くて、目がギラギラしてるヤツ、と相場が決まってるものでございますが、
こともあろうに宇宙人ですよ!!
そんな映画が面白くないワケないじゃあないですか。
世代間のギャップ、とかがバディ・ムービーの面白い所なんですが、この映画の場合は
惑星間のギャップ。
そして、肝心のドラマの方は、というと、これまた
おっそろしく地味!!
なのであります。設定だけはブッとんでるのに、中身はとってもオーソドックスな刑事モノ。どうです、たまんないでしょ?好き者にはたまんない映画だと思うんですけどねえ、僕は。
なんで相棒が宇宙人なのか、って事は映画を観てもらえればわかります。
この映画の中で、印象的なシーンがあります。
それは、やさぐれ老刑事サイクス(ジェームズ・カーン)と宇宙人新米刑事フランシスコ(マンディ・パティンキン)が、サイクスの家で酒を酌み交わすシーン。
サイクスはフツーにお酒を飲んで酔っぱらう。しかし宇宙人であるフランシスコにとっての「酒」、というのはなんと
「腐った牛乳」。そんなナイスな場面でフランシスコはこう語る。
「あなたたち人間はとても不思議な生き物だ。もともと奴隷であった私達を受け入れ、人権も自由も与えてくれた。しかも何の見返りもナシに。そんな素晴らしい面もあるのに、どうしてあなたたち人間は、あなたたち自身が掲げた理想を守って生きていけないのですか?」
この台詞がグサーーッと心に突き刺さった。
戦争とか核とか、地球温暖化とか。
理想だけはあるのに、その理想に反する事ばっかりしてる。ほんとに人間て、どーしようもない。
この映画観たことない人、是非一度観てみて!!
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